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#今年読んだ本 BEST5
今年は例年通り漫画を大量に読んだものの、それ以外の本は50冊くらいかな(仕事のためにザッと読んだビジネス書は除く)。その中からBEST5を選んでみたよ!
辻村深月『闇祓』
挿絵の山田章博さんの大ファンなので、本屋で見かけて購入。じわじわ怖かった……ホラーとかミステリー作品、ビビリなので読み終わるまで怖くて眠れないタイプ。コレも週末に一気に読んだ(明るい時間に笑)。
あいつらが来ると、人が死ぬ。 辻村深月、初の本格ホラーミステリ長編!
転校生の白石要は、少し不思議な青年だった。背は高いが、髪はボサボサでどこを見ているかよくわからない。優等生の澪は、クラスになじめない要に気を遣ってこわごわ話しかけ徐々に距離を縮めるものの、唐突に返ってきた要のリアクションは「今日、家に行っていい?」だった――。この転校生は何かがおかしい。身の危険を感じた澪は憧れの先輩、神原一太に助けを求めるが――。学校で、会社で、団地で、身の周りにいるちょっとおかしな人。みんなの調子を狂わせるような、人の心に悪意を吹き込むような。それはひょっとしたら「闇ハラ=闇ハラスメント」かもしれない。「あの一家」が来ると、みんながおかしくなり、人が死ぬ。だから、闇は「祓わなくては」ならない――。辻村深月が満を持して解き放つ、本格長編ホラーミステリ!
アガサ・クリスティー『そして誰もいなくなった』
大昔に読んだ気がするんだけど、すっかりストーリーを忘れていたので再読。いろいろなミステリー作品が、本作の影響を受けているんだなぁって思う。金田一少年の事件簿とかね。
その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が……そして無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく! 強烈なサスペンスに彩られた最高傑作! 新訳決定版!
夕木春央『方舟』
本屋でもビニールカバーがかけられているくらい、ネタバレNGな一冊。最後の最後にすべてが覆って、「えええ……!」って声が出た。シチュエーション的にはツッコミどころもあるんだけど、そう来たか……! って感じ。
極限状況での謎解きを楽しんだ読者に驚きの〈真相〉が襲いかかる。
友人と従兄と山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った家族と地下建築「方舟」で夜を過ごすことになった。翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれ、水が流入しはじめた。
いずれ「方舟」は水没する。そんな矢先に殺人が起こった。だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。タイムリミットまでおよそ1週間。
生贄には、その犯人がなるべきだ。――犯人以外の全員が、そう思った。
柚月裕子『臨床真理』
デビュー作とは思えないくらい、ぐいぐい引き込まれた。私も音の共感覚を持っているので、興味を惹かれて購入。他人にうまく説明できない&理解されなくてもどかしい感じ、超わかる! ってなりながら読んだ。ラストもよかったな〜。
臨床心理士・佐久間美帆が担当した青年・藤木司は、人の感情が色でわかる「共感覚」を持っていた……。美帆は友人の警察官と共に、少女の死の真相に迫る! 著者のすべてが詰まった鮮烈なデビュー作!
東野圭吾『クスノキの番人』
東野圭吾さん、新刊が文庫で出るとつい買ってしまうんだよなー。本作はミステリー要素は少なく、ヒューマンドラマ系。心がポッと温かくなるような物語だった。続編も早く文庫化されないかなー(ハードカバー、重いのよ)。
恩人の命令は、思いがけないものだった。
不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。
そこへ弁護士が現れ、依頼人に従うなら釈放すると提案があった。
心当たりはないが話に乗り、依頼人の待つ場所へ向かうと伯母だという女性が待っていて玲斗に命令する。
「あなたにしてもらいたいこと、それはクスノキの番人です」と……。
そのクスノキには不思議な言伝えがあった。
オマケ:漫画のオススメ
漫画は紙版を持っていたものをKindleで買い直したり、気になっていた長編をセールのときにKindleでまとめ買いしたり。漫画は一部を除き全部電子書籍で買っている。場所取るもんね。
今年は何といっても芦原妃名子先生の訃報がショックすぎたよね……泣きながら既刊を全部Kindleで買った。砂時計、大好きだったし、セクシー田中さん、最後まで読みたかった。
あとは大好き過ぎる『ちはやふる』の続編『きみがため』の連載が始まって超うれしい!!!
買い直した系、芦原先生作品以外だと、『BANANA FISH』『花咲ける青少年(特別編も)』『少女革命ウテナ』『天は赤い河のほとり』。ウテナは最初に読んだとき、よく分からんかったけど、再読してもやっぱりよく分からなかった(笑)。アニメのほうが分かりやすいよね。
あと周りに読んでいる人が全然いないんだけど『9番目のムサシ』シリーズをずーっと読んでいる。主人公が所属している組織「UB」がうちの社名の社内略称と同じだからかも? 誰か読んでいないのかなぁ。
『オフ会したらとんでもないやつが来た話』は、Xで見かけたんだっけな? ギャグというか書き文字のツッコミが秀逸で、寝る前に読んでフフッて笑ってから寝ている。もうすぐ新刊が出るので楽しみ。
読書ログはすべて「ブクログ」につけているんだけど、今年1000冊以上読了しているっぽい。え、漫画以外は50冊だから、1000冊くらい漫画を読んでいるってこと???
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……来年はもっと漫画以外の本も読むぞ!