過去と他人は変えられる。
「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる。」
という、エリック・バーンさんの有名な言葉がありますが、よく考えてみれば、ある意味それは当然ですよね。
私もずっとそう思ってました。
でも、数年前から「あれ?そうでもないな。」と思うようになりました。
2012年に加盟した世界的な起業家団体「EO」の研修で学んだ「ライフライン」というものがあります。
自分の人生を振り返って、生まれてから今までの幸福度を年齢別に折れ線グラフにするんですね。
これを2012年に初めて書きまして、2014年にもう一度書いてみたのですが、折れ線グラフがかなりズレたんです。
同じ過去なのに。
つまり、過去が変わったんです。
それから毎年ライフラインを書くようにしてますが、やはり毎年過去が変わります。
過去に起こった事実は変えることができませんが、その事実をどう解釈するかは変えることができます。
2012年から2014年というのは先代が突然天国に行ったり、私自身色々ありまして、考え方や感じ方が大きく変わりました。
つまり、自分が変われば過去を変えることができるということです。
あと、こんなこともありました。
2019年の秋に苦渋の決断で実店舗「DIY FACTORY 二子玉川店」の営業を終了しました。私にとっては本当に最悪の出来事でした。
そう思っていたら、年が明けた2020年に新型コロナで大混乱になった。
もし、あのタイミング二子玉川の店舗を続けていたら、おそらく数千万の損失を出すことになったでしょう。
2019年からずっと最悪だと思っていた出来事が2020年になって振り返ると会社にとっては最善のタイミングでの決断になっていた。
では、「他人は変えることができない」ですが、これも「あれ?そうでもないな。」と思うようになりました。
理由は同じ原理です。
事実は変えられないので、自分の解釈を変えてみるんです。