スポーツデータで楽しむ(ラグビー編キックオフからゲーム展開を考えてみる③)
こんにちは。Jackalistです。
それでは本日もスポーツデータで楽しみましょう。
前回までの振り返り
元データを自分で取得して、キックオフの蹴り込む位置を、ヒートマップで描画してみました。
今回は、他に取得したデータを確認していこうと思います。
データの確認
早速データを確認してみます。
kickoff = pd.read_excel("/content/drive/MyDrive/Colab Notebooks/row_data/大学対抗戦_キックオフエリア.xlsx")
kickoff.head()
ちなみに
"Chasing"は、キックオフ時のボールの追い方
"Catch Success"は、キックオフ時の受けて側のキャッチ成功可否
です。
自分で定義した項目を元に数字を振っています。
上記の2項目をチーム別で確認してみます。
#Chasing
pd.crosstab(kickoff["KICK OFF SIDE"],kickoff["Chasing"],margins=True)
#Catch Sucess
pd.crosstab(kickoff["RECEVING SIDE"],kickoff["Catch Success"],margins=True)
ちなみに"-"は、コロナの影響で日本体育大 v 明治大が中止になった分です。前回作ったヒートマップも併せて確認できるよう再掲します。
まとめ
それでは最後に、今までのまとめとして、気になる点をピックアップしてみます。
・キックオフ側
>17試合で22mラインより奥に蹴り込んでいる。尚且つ、相手がキャッチした時点で、ディフェンス側の距離は1m以上空いている。
>4試合で相手のキャッチと同タイミング競っている。
・キャッチ側
>5試合でキャッチミスが発生して、相手にボールが渡っている。
>その内、4試合は相手が競っている。つまり相手が競った際は必ずミスが発生している。
>その内、4試合は下位3チームが起こしている
・その後の試合展開
キャッチミスが起きた全5試合で、ミスした側は前半7分以内に先制されている。※データには入れてませんが、動画で確認した内容です。
こんなとこでしょうか。
もう少し色々とデータを取得して、スコアとの関連性を確認したかったのですが、自分で取得するにも限界があるので、キックオフのエリア・チェイス方法とキャッチに絞ってまとめてみました。
言うまでもなく、このデータだけで試合結果を予想することはできません。得点になるなら、必ずキックオフで競って、相手のミスを誘った方が良い、と言うわけでもありません。
ただ個人的な意見ですが、下位チームが本気で上位チームを倒したいなら、もう少しキックオフから色々と工夫しても良いのにな、立ち上がりから仕掛ける気概を見せて欲しいな、と思いました。
※細かい解説は省きますが、大学ラグビーは同リーグ内でも、上位と下位でかなりの実力差があり、点数が開いて、前半の序盤で結果が分かる試合が多いです。まぁ言うは易く行うは難しですね。
いずれにせよ、今回の目的であったヒートマップの作成、キックオフのデータ取得・考察は達成できたので、このシリーズはここで終了したいと思います。
良ければモチベーション維持になるのでスキ・フォローを頂けるとめちゃくちゃ嬉しいです。
それでは本日もありがとうございました!
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