Pythonでスポーツデータを楽しむ(ラグビーW杯2019①身長・体重編)
1.ラグビーワールドカップ2019出場選手の基本情報
まずは前回、書いた通りkaggleでゲットしたデータをgoogle colaboratoryを使って色々と確認していきます。
import pandas as pd
import matplotlib.pyplot as plt
import seaborn as sns
RWC2019 = pd.read_table("/content/drive/MyDrive/RWC_2019.csv",sep=";")
print(RWC2019)
描画が多くなるかもなので、matplotlibとsaebornもimportします。現時点では使い分けがよく分かってないですがやってくうちに慣れるはず。
ということでこんな感じで出ます。
名前の文字化けが少しありそうですが、ひとまず気にせず進めていきます。
#基本情報
RWC2019.describe()
年齢、身長、体重、キャップ数が出てきました。
出場選手を平均でみると27.4歳、185.8cm、102.8キロ、29.9キャップ。
maxとminでラグビーらしい尖った数字が出てきたのでそちらを確認してみましょう。
ラグビーが好きな方はこの時点で誰だかイメージつきますかね?
ちなみにご存知ない方もいると思うので、キャップ数というのは国際大会に出場した回数です。経験値の高さです。
2.出場選手の身長・体重
まずは散布図で確認してみます。
#体重、身長の散布図
height = RWC2019["height"]
weight = RWC2019["weight"]
plt.scatter(weight,height)
maxとminでラグビーらしい尖った数字が出てきました。
と先ほど書きましたが、あくまでもラグビー経験者の視点のため、実際他競技と比較したら面白いと思うのですが、それはもう少しpythonがレベルアップしたらにしましょう。pythonというより元データ探しが大変そうですね。それでも身長差48cm、体重差82キロの選手たちが同じフィールドで戦うのがラグビーの魅力の一つであることは間違い無いです。
3.身長が1番高い選手
height_max = RWC2019.query("height == 208")
height_max.head()
describeで抽出したデータを参考にまずは身長の1番高い選手が出てきました。オーストラリアのローリー・アーノルド選手です。ブランビーズという強豪チームで活躍していました。リンクのプレー集を見ると分かりますが、周りも190cmだらけの中、頭1つ飛び抜けています。
ちなみに日本のヤマハ発動機でもプレーしていた弟のリッチー・アーノルドも208cm。でかい兄弟ですね。
4.体重が1番重い選手
続いて体重です。
weight_max = RWC2019.query("weight == 151")
weight_max.head()
このベンタメイフナ選手。サイトによっては130キロ台の表記があり、正確には分かりませんが、昨年花園で日本代表とのワールドカップ前哨戦を生観戦した際に、ケタ違いのデカさでした。プレー集を見てもよく分かると思います。もうこんなのが突っ込んできたら軽い交通事故ですね。。
5.身長が1番低い選手
つづいて身長・体重min編です。
#身長が1番低い選手
height_mini = RWC2019.query("height == 160")
height_mini.head()
ここは我らが日本代表の選手が出てくると思いきや、南アフリカ代表のハーシェル・ヤンチース選手が出てきました。
この選手そんな小さかったかな?と思いつつ、色々と調べていると他では167cmの表記でした。体重と違い、増減はないと思うので、フィートからキロへの変換、もしくは入力ミスっぽいですが、、せっかくなので170cm未満で見てみましょう。
#身長170cm未満
height_mini = RWC2019.query("height < 170")
height_mini.head()
我らが日本代表田中史朗選手、流大選手と、フィジーのマスドロコロ選手が出てきました。
マスドロコロ選手も他サイトと表記が違ってたのですが、いずれにしても160センチ台で自分たちより一回り二回りでかい相手に立ち向かっていくのは本当リスペクトでしかありません。
参考までに田中史朗選手の動画も載せておきます。奥様の視点による特集ですが、途中プレー集も出てくるので、身長・体重差がえげつない中でプレーしていたのがよく分かります。
6.体重が1番軽い選手
最後にこちら確認してみます。
#体重が1番軽い選手
weight_mini = RWC2019.query("weight == 69")
weight_mini.head()
身長に引き続き流選手が登場でしたね。動画も載せておきます。
7.まとめ
pythonの基礎を使って色々とまとめてみましたが、ただ教材を勉強するよりもやっぱり楽しいですね。また改めて、ラグビーは身長や体重に関わらずどんな人でもプレーできるスポーツであることが、トップレベルからのデータで再認識できました。
次回は年齢とキャップ数について考察してみたいと思います。