漬物
子供の頃は漬物が嫌いだった。
子供の頃は味覚が敏感で、この発酵食品が生み出す旨味に過剰反応していたのだと思う。
成人するにつれて、旨味が理解できる様になると漬物の旨味が欲しくなってきた。
今日は偶然「本物の漬物」をショッピングの棚で見つけて購入した。添加物が入っていないのだ。
ショッピングセンターの棚、一列に並んだ漬物の中から添加物の入っていないものを探すのは至難の技だ。最近の漬物は添加物だらけで、発酵食品ではなく加工食品になっている。
ある日、和歌山までみかんを買いに行った時、御坊市あるお店に寄った。お土産を買って帰るつもりで、売り物のたくあんの味見をしたところ「ビックリ仰天」、旨いのだ。
原材料を見てみると、塩と糠、大根。添加物が何も入っていない。
これだったんだ。
それから、添加物の入っていない漬物を探す様になり、御坊市で見つけた『タクアン』、京都で見つけた『すぐき』、奈良で見つけた『奈良漬』。これらのおかげで美味しい食生活を送っている。
本来の旨味に気がついてからは、うま味調味料の入っていないものを探す様にしている。
ナトリウムを多く含む食品
ナトリウムは、塩、しょうゆ、みそなどの食塩(塩化ナトリウム)を含む調味料の他、ハム、ウインナー、練り製品、即席めんなどの加工食品や野菜の漬け物などにも多く含まれています。また、うま味調味料などの食品添加物の多くには、グルタミン酸ナトリウムなどのナトリウム塩の形でナトリウムが含まれています。汁物にも食塩は多く含まれるので、具だくさんのみそ汁にしたり、ラーメンやうどんなどを食べるときは、汁を半分残すようにしたりしましょう。(公益財団法人長寿科学振興財団)
ナトリウムの過剰摂取による問題
現在の日本人の食生活では、摂取不足よりもむしろナトリウムの過剰摂取による高血圧やがんを主とする生活習慣病が問題となっています。日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン(JSH2014)では、食塩摂取量として1日6g以下が推奨されています。また、腎臓に障害がある場合も、塩分の6g以下の塩分制限が必要です、しかし健康に特に問題のない高齢者の場合は、無理な減塩は食欲低下や脱水症状を起こすことがありますので、極端な塩分制限には注意が必要です。(公益財団法人長寿科学振興財団)