「あなたの貴重な時間を奪いたくない」という断り方のススメ
なんだか最近時間に追われている気がする。
今日もバタバタと1日が終わってしまった。
「時間の長さは年齢の逆数に比例する」
という年齢を重ねていくと1日の時間が早く感じる法則があるという話を以前に書いたことがあった。
その”ジャネーの法則”もそうだけど、年齢を重ねると役割や責任なども増えるので、1日バタバタと過ごす事が多くなり、結果あっという間に時間が過ぎ去っていく、みたいな理由もあるのかもしれない。
▽「時間」は限られた貴重なもの
どんな人であっても、1日にやれることは限られている。
”何を優先して何を手放していくか”って凄く重要なことだという事を最近は感じている。
「時間は大切」
最近はこの考えが非常に強く自分の中にある。
この考えがあると自然と相手の時間も大切にするようになる。
約束の時間に遅れたら相手の貴重な時間を奪うことになる。
その気がないのに相手に期待をかけるような行動をとってしまう事も相手の時間を奪っている。
「ごめん、無理だわ!」とハッキリと伝えた方がお互いのためになる事は往々にしてある。
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▽ある営業マンとのやりとり
数日前から何度も営業の電話を私宛にかけてくる一人の営業マンと商品の説明を受ける約束をしていた時の話。
前のめりな人で、その日は3回目のオンラインでの説明だった。
非常に熱心な営業マンで自社の製品を知って欲しいという熱意は伝わったし、私自身もその製品はとても良いものだと理解ができた。
ただ、残念ながら今の法人フェーズではコストがかなり高いため、導入するのは現時点では難しいと判断していた。
私は遠回しに伝え、もしかしたら契約取れるかもと期待を持たせてしまい、ミーティングを複数回もち、時間をかけすぎてしまうことは、両者にとって良くないと思ったので、冒頭でハッキリ伝える事にした。
「凄くいい製品だという事がわかりました。ただ、〇〇さんの貴重な時間を奪う事になってしまうので、包み隠さずぶっちゃけていうと金額次第なんです。しかも、今の法人規模では前回提示いただいた金額では難しいという判断をしています」と伝えた。
冒頭でそこに予算を投じられるのはいくらまでという事を伝えることで、お互いの壁が明確になるし、相手が難しいと判断すれば、次のお客様に時間を使うことだってできる。
結果、お互いにとってメリットがないと早い段階で確認ができた事が、お互いのメリットだったのかもしれない。
正直、その営業の方の話を聞くことは私にとって優先順位が低かったのでその時間は乗り気ではなかった。
特にその日は予定がぎっしり詰まっていたので、やりたい事に時間を使いたかったという考えもあった。
▽優先順位が低いものを手放す勇気
自分が本当にやりたい事をするために「何を手放すか」そのために「どう断るか」が重要で、断る事にデメリットはなく、むしろメリットだと思っている。
そういえば、以前に読んだ本にもこのように書かれていた。
自分自身の理念と優先順位ははっきりとしておかないといけないですね。
自分はこれからの人生で何を優先に行動するかをしっかり考えていきたい。
あー、今日もミッション・ステートメントを考える時間がなかった。
明日は時間があるのでじっくり考える事にしよう。
ちなみに別な断り方はこっちにも書いていたりします。