教育者としての父
父は中学校教諭だった。
陸上部の顧問をしていて
かなり力をいれてやっていて
全国大会に何度も出場させているような人だった。
12年前、父のお通夜の時、葬儀場の廊下が同窓会みたいになってて、すごく賑やかだった。
私はそれが嬉しかった。
お通夜に間に合わなかったからって、夜中に訪問してくれた女性もいた。
彼女は、家庭でいろいろあって大変だった時に、如何に父が親身になってくれたかを滔々と語って帰った。
10年以上昔のことなのに。
それはそれは感謝されていた。
そんな父を私は誇りに思った。
家では母と喧嘩してばかりの父だったけど
出世を諦めて早期退職した父だったけど
その後いろいろなことをやり出して後始末がなかなか大変だった父だったけど
教育者としては素晴らしかったんだろうな
って思う。
父が陸上を通して伝えたいことは何だったのだろうか。
別に父はオリンピック選手を育てたかったわけじゃないよな、って思う。
勿論、全国大会は目指してはいたし、結果も大事にしていたけれど。
陸上って個人競技だけど、「陸上部」としてやることで、個を伸ばしつつ、みんなでやるってことを、教えてくれていたんじゃないだろうか。
ふとそんなことを思った。
みんなで大会を目指す。
みんなで練習する。
そこで学べること。
協調性だったり、ひとつになる喜びだったり。
助け合ったり、励まし合ったり。
少なくとも、技術だけを教えていたわけではなかったよなぁと思う。
講師という立場に自分がなってみて
改めて教育って何だろうって思う。
教えるって何だろう。
何を教えるんだろう。
何を与えるんだろう。
最も自分科は教えない教科なんだけれど。
少なくとも
その人の人生に関わっていくという
覚悟は必要だったんだな。
自分科を通して私が伝えたいこと。
それぞれの「らしさ」を
最大限に活かした
その人らしい場を
つくって欲しい
ということ。
それを伝えていく。
それができるような環境を
できる限り提供する。
自分の全てを出し切って。
もっと早く
父とこういう話がしたかったなぁ。
その他父の話
教育って何なんだろう?
って一緒に考えましょう。
あなたらしい場づくりのお手伝いを
私にさせてください
自分科ってなんぞや?
という方は
先ずは無料体験からどうぞ
来週私が担当しますよー
来てね
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