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23 アメリカの学校は勉強するだけじゃない?

日本とアメリカの違うところ。


日本がどうしても好きになれない。
そんな12歳のSちゃんは、そのうちアメリカのことをいろいろ話してくれるようになりました。

近所の公園には、日本のように地味な遊具が少しあるだけではなくて、カラフルな色のユニークな遊具がいろいろあること。

実際に写真を見ると、本当にそうでした。
確かに、こんな公園で遊ぶのに慣れていると、日本の公園は地味すぎて楽しくないだろうな〜と思います。

(一例として、動画を貼っておきます)


「学校では、パジャマの日とかあるんだよ。
みんな自分のパジャマで一日過ごすの。」

「え、パジャマで学校に行くの?」

「そう、楽しいよ〜。
他にも、変な帽子の日とかもあるよ。
家で変な帽子を作って、被って来るの。」

「へぇ〜、学校でそんなことするなんて、想像できない。」

「もっといろいろあるよ。
日本の学校はそういうのないの?」


日本では「学校は勉強するところ」と決まってますよね。
アメリカでは学校の捉え方が違うんでしょうか。

創造性を育むため?
まじめに勉強するだけだと子どもが飽きるから?
パーティー好きな国民性だから?

そう思ってYouTubeで上のような動画を検索してみると、いっぱい出てきて、どうやらアメリカだけの風習ではないみたいです。


教育予算の違い。


Sちゃんの学校は地域の公立の小学校だそうで、アメリカは地域によってかなり差があると聞くので、学校の様子も全然違うかもしれません。
それでも、日本は教育や子どもにかける予算が、他の先進国に比べてかなり低い、って言いますよね。


街中の公園には、最低限の遊具があるだけ。
サッカーや野球をするスペースはなかなかない。

公立の学校は、最低限の設備で地味な内装。
先生は負担が多く、疲弊している。

親は労働時間が長く、休日も給料も少ない。
塾代など教育費を捻出するのが大変。

それが、子どもたちが育つスタンダード。


最低限で我慢するのが当たり前。
学校では、決まった勉強や行事だけしていればいい。
先生も親も余裕がないのは、しょうがない。

こんな状況で育っても、発想は貧困になってしまうし、世界の中で日本がやっていくのは難しいんじゃないでしょうか。

現在の日本経済の苦しい状況を考えても、もっと子どものために予算をかけ、一人一人がのびのびと能力を発揮していけるように育てていかなきゃいけないのでは。

その前に、大人たちがもっと人間らしくゆとりを持って生活できるような社会でないといけないのでは?

Sちゃんが話してくれた家庭での生活などについては、プライベートな話なのでここには書けませんが、聞けば聞くほど生活や環境が違いすぎて、日本はこれでいいのかって、考えてしまいました。

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