コカ・コーラが唯一恐れる会社
以下ダイレクト出版より
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飲料メーカーのトップ、
コカ・コーラを恐れさせた企業がある。
きっとあなたも知ってるはず。
その会社は、33年前にタイで生まれ、
今や世界160カ国以上で
その会社の商品が販売されている。
(ある分野では、すでに世界一売れている)
驚くべきは、
実はその会社が扱ってる商品は、
『たった1つ』しかない。
そのたった1つの商品で、
2018年の売上高は、約6600億円。
日本のトップ「サントリー」の
飲料売上が約1380億円なので、
その4.8倍売れてる事になる。
たった1つの商品だけで…
そのたった1つの商品。
それが『レッドブル』だ。
なぜ『レッドブル』は、
こんなに短期間で世界トップクラスの
飲料メーカーになれたのか?
レッドブルは何をしたのか?
それをお伝えする前に、
軽く、当時のエナジードリンク市場の
状況をお伝えすると…
実はこの市場、
もともとは日本がトップを
走っていたのだ。
あなたも一度は飲んだことが
あるかもしれない
「リポビタンD」
1962年に日本で発売され
『疲労回復』をウリにして大ヒット。
その後、
ヒットは日本だけにとどまらず
タイを中心として東南アジアでも
「リポビタンD」が広く普及していた。
そして、その「リポビタンD」を
マネして作られたものがレッドブルなのだ。
でも現在、
「リポビタンD」の売上は338億円。
なんと、レッドブルのたった
20分の1ほどしかない。
レッドブルとは、
埋めることの出来ない差が生まれている。
一体、何がこの差を生んだのか?
答えは、とってもシンプル。
レッドブルは、普通のメーカーが
あたり前にしてしているコトをやめたのだ。
その代わり、
「あること」に全力をかけた。
そこに、一切の妥協を許さなかった。
レッドブルは、
「生産」と「物流」をやめた。
多くの飲料メーカーが、
自社の工場やトラックを持ち、
商品の生産から物流まで行うなか、
レッドブルは、
自社の「工場・倉庫・トラック」を、
一切もっていない。
全て外注している。
その変わり、
企業が持つ全ての力を
『マーケティング』に使った。
普通の大企業が、
宣伝を広告代理店に任せているなか、
レッドブルはそれをしなかった。
それどころか、創業当時からずっと、
売上の“3分の1”を広告費に費やしている。
また、こんな逸話もある。
1年半。
これはレッドブルの
「キャッチコピー」が
決まるまでにかかった期間だ。
その間、マーケティング担当者は、
50個以上の案を持っていったが、
社長は首を縦にふらなかった。
社長に見せた案が、50個なのだから、
考えた案は数千個にのぼるはずだ。
そうして生まれた
『キャッチコピー』によって、
それまで
「エナジードリンク=疲労回復」
だったものを
「エナジードリンク=エキサイティングな体験」
という新たなイメージを
作り出すことに成功し、
この商品は世界一売れる
エナジードリンクになった。
同じ商品でも、
伝え方で「勝者」と「敗者」が決まる
これは、とても大事な教訓。
同じ商品を作って販売しても、
伝え方ひとつで結果は変わる。
「リポビタンD」だって、
商品の中身は素晴らしかった。
こだわりもあった。
でも、それをどうやって
お客さんに伝えるかで、
全てが決まるのだ。
つまり、
『マーケテイング』が世界を変える。
きっとこれを読んでいるあなたも、
素晴らしい商品やサービスを
提供していると思う。
優秀な人ほど、
「もっと良い商品・もっと良いサービス」
を追求する。
それはもちろん素晴らしいこと。
でも少し視点を変えて、
「どうやって伝えたら、
この商品の価値を伝えられるのか?」
ってことを考えてみると、
あなたの商品やサービスは、
もっと売れるようになるかも知れない。
『レッドブル、翼を授ける』
これが、
レッドブルを“世界最高の
飲料メーカー”にしたキャッチコピーだ。
そして、最後に…
レッドブルの社長はこういっている。
「私たちはマーケティングのプロです。
いい商品であるにも関わらず、
これまで“陽の目”を見るコトがなかった商品を、
眠りから覚ましてやりたい。」と。
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改めて、
言葉の力って
すごいなぁと思う今日この頃。