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木守柿

誰知らず沈まぬ夕陽木守柿

(だれしらず しずまぬゆうひ きもりがき)

季語:木守柿(きもりがき) 三冬
こもりがき、きまもりがき、とも言います。
葉がすっかり落ちた晩秋に柿の木に1つか2つの柿の実が残っていることがあります。

それには、2つの想いや意味が込められているそうです。
1つは、柿の木への感謝と願い。
その年、たくさん実ってくれたことへの感謝と、また来年もたくさん実りますようにとの願いを込めて、木の先端に1つ2つの柿の実を取り残しておきます。

もう1つの意味は、生き物への贈り物。
取り残された柿は、鳥やその他の動物たちが食べます。
寒い季節を迎える前の生き物たちにとっての貴重な食糧。自然の恵みをみんなで分かち合うという想いが込められています。