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📚「親の介護、10年め日記。」

随分更新があいてしまいました。


自分が、noteで、誰に、何を伝えたいんだろう…と悩んでしまい、なかなかどんな記事を書けばいいのかわからなくなってしまいました。

それでも、日々の仕事の中で思うこと、はたくさんあります。

認知症について、いろんな人に知ってほしいと思う気持ちも変わりません。

ほそぼそですが、自分の思うところを綴っていけたらと思っています。


最近、親の介護について描かれたエッセイ漫画

親の介護、10年め日記。


を、読みました。

noteを読むようになり、「遠距離介護」もかなり現実的な問題だと感じていたのですが、この漫画はまさに!その大変さが描かれていました。

私も、実家を離れて生活してる身なので、他人事ではありません…。

きょうだいと、早めに話をしておかないとな~と思います。

それに、親本人とも、延命治療をどこまでするか?を、話し合うこともとても大切ですね。

以前一度母親と話したことはあったのですが、それから随分時間が経ってしまいました。

自身の健康など、時を経て変化するものに伴い、気持ちも変化するもの。

たまに話をして、情報を更新する必要と感じました。

いざ、延命治療を問われたとき、その選択が、

自分の意見に偏っているのではないか?

本人の意見が反映されているのか?

など、どれだけ話し合ったとしても絶対迷いますし、少なからず後悔も生じると思います。

そのときまでに、どれだけのことを自分ができたと思えるか。

しっかり相手と話すことで、その後悔も最小限にできるようにしたいと思いました。


それから、この漫画の中では、いろんな支援者の方が登場します。

すっごく、リアルです。

いるいる!となります。

頼りになる人も頼りにならない人も、一見頼りにならなそうだけど頼りになる人も。

支援者も、正解を最短で提示して選ぶことができるわけではありません。

それでも、当事者ご家族に寄り添うこと。

その気持ちを麻痺させず向き合い、それが伝わるだけでも、当事者ご家族は救われるお気持ちもあるのだなと再認識しました。

最良の答えが提示できればそれにこしたことはありませんが、前途多難なときでも、相手にとっての最善が何かを考え、そのために尽くすこと。

支援者の立場にいる私は、一日一日新鮮にその気持ちを持たなくてはいけないと思いました。

お金の問題も、赤裸々に描かれていました。

そうなんですよね…。現実問題、お金があるかないかで、選択肢が随分変わることも事実です。かなり、大事です。

「どんなケアマネかで運命が決まる!」けれども「ケアマネとどんな関係性を築いていけるか」もすごく大切というコラム、何度も頷いてしまいました。

そうなんですよね。もちろんケアマネの質や相性もとても大切なのですが、それだけではなくて、信頼関係を築くために、お互いが誠実に向き合い続けることが、長期戦の介護では本当に大切です。

それから、幻の最後の晩餐についてですが、クスっと少し笑えつつも、ご家族様のがっかり感も伝わるエピソードです。

個人的に思うことではありますが、お父さん、入所前のお母さんと最後のごはん、という現実が寂しくて、受け入れがたくて、逃げてしまったのかな~と思いました。

作者の堀田あきお&かよ様、本当に介護お疲れ様です。

たくさんの葛藤を読みながら感じました。

でも、こんなに献身的に一生懸命動いてくれるご家族がいるお母様はきっと幸せだと思います。

思い通りにいかないのが、介護ですね…。

支援者としても、いつか自分が介護者になることを考えても、身の引き締まる思いのする漫画でした。

みまさまも、ぜひ読んでみてくださいね。


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