【それでも地球は曲がっている】Ⅱ #ショートショートnote
教室と言えば誰しもが四角い部屋を想像するのだけれど、この教室は周りを暗幕で囲われて、丸くなっている。
そして、真ん中には眩しいほどの笑顔の先生が座っていた。
「先生。地球のやつ、またペット飼ってま~す。」
突然、大きな帽子を被った土星くんが、先生に告げ口をした。
太陽先生は困った顔をしながら、
「地球くん、前にも言ったよねぇ。教室ではペットを飼っちゃいけないって。以前にも『規則を守らない奴はお仕置きだ』と、小惑星帯くんに石を投げつけられて、『生き物が殆ど死んじゃった~