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【視覚優位人間が】映画館の副音声上映を体験してみた話

懲りずにまた、映画を観てきた。
しかも副音声で。

そんなわけで、今日は映画の感想…ではなく、副音声で映画を観てきた感想と、上映中に使用した「HELLO! MOVIE」というアプリについて書いてみたいと思う。

何じゃそれ?という方も、知ってる!という方も、やってみたいけど使い方がいまいち…という方も、視覚優位の人間が副音声を聞くとどうなったかが気になる方も、ぜひ。
アプリの使い方の画像も載せているので!

でもなんか最近、副音声上映みたいな文字を目にすることが増えてきた気がする。

・・・・・・。

嘘。早速盛りに盛った。
偏った映画しか観ないせいか、知ったのは3日前。
とはいえ、世間的には浸透してきているのかな?
ハイキューとかも副音声上映があったみたい。すごい。時代に置いて行かれている感ある。

でも最初はマジで疑ってた。たぶん、この記事を見てくれている人の何人かも同じ思いを抱いていると思う。そう信じてる。
だって、携帯アカンのにどうやって聞くん?って思うやん、普通。
私の知ってる映画館は携帯使用禁止でちょっとの光漏れもボロカスに言われる、そういうルールだったんだけど、今は違うらしい。
事前に一応、光漏れはしないように注意喚起とかはあったけど、変わったんだなぁ、時代だ……。

アプリの名前は冒頭でもお伝えした通り「HELLO! MOVIE」。

ここからはアプリについての紹介、使い方を載せているので、感想だけ見たいよ!って方は目次から飛ぶか、スクロールをお願いします。
でも頑張って書いたから、全部読んでくれたら飛んで喜ぶよ!


HELLO! MOVIEってどんなアプリ?

もちろん、App StoreやPlayストアでインストール可能。
簡単に言うと、映画館との連動型アプリという感じ。
事前に音声だけダウンロードして、その画面を映画館で開いたら、映画の音声が自動的に反応して、映像と同時に流れる仕組み。
何そのハイテクなやつ。

上映中は機内モードをONにして、イヤホンを用意することを忘れずに。
自分だけが別世界で映画を観ている気分になれて良い。

ここからはスクリーンショットで実際に使ってみた写真と、私自身が体験してきた感想を。

動作確認のしかた

まずはアプリを開いた最初の画面がこちら。
ここで一番下の動作確認をクリック(って表現、古い?)。

次にこの画面が出てくるので、必要な方を選んでクリック。
私は副音声目当てだったので、音声ガイドを。

ここからはイヤホンを付けて操作。
イヤホンから音声が流れていれば、はいを押す。

Air Pods第2世代とiPhone8?用のイヤホン(充電部分に差すやつ)は
問題なく使用できました。ご参考になれば!

はいを押すと、次はこの画面に移行。
ここからはちょっとめんどくさいけど、iPadかパソコンなど別の機器を用意。別の機器を用意したら、2.の通りYouTubeで「ハロームービー チュートリアル」と検索。
私が試した時はハロームービーだけで予測変換が出てきた。

もう一つの機器で音声を流しながら、スマホの方でイヤホンを付けたまま待機していると……

出た!おめでとうございます!
これで作業はおしまい。

最初、スマホをAirPodsで接続しながらiPadを立ち上げたら、iPadの方にAirPodsが自動接続してしまって、ちょっと厄介なことになってしまった。
有線のイヤホンだとその心配がないので楽に進めると思う。

次に、映画を観る前の下準備として音声のダウンロードと、映画館に着いたらやることをご紹介。

音声のダウンロード~映画館に到着したら

まずは観たい映画の副音声をダウンロード。

検索すると早いよ!

作品を選ぶと、この画面が出てくるのでそのままダウンロード。
Wi-Fi環境推奨なので、ここまでは家でやっておくのがおすすめ!
※自宅ではまだ音声は流れません

画像は一例です
今回、私はフジコ・ヘミングってません。

ダウンロードが完成すると、この画面が出てくるので、映画館に着いたらこの画面で待機!!(ずっと開いておかなくても、アプリを立ち上げて同じ手順で進めれば開くことが可能)

楽しみがすぎる

本編(副音声)を観るための手順はここまで!
お疲れ様でした!

上映中はスリープモードにできないせいで、充電の減りが不安だったのだけど、機内モードにしていることもあってか、9%くらいしか減ってなかった。
これから副音声上映に行かれる方はご安心を。
あと、イヤホンは有線の方がバッテリー切れの心配がなくて安心かも。

副音声上映を観た感想

う~~~~~~~~ん。無念。
理解度と満足度が30:30くらいで、結果的に無になって終わった。個人的には映画終わり特有の非現実感を味わえなかったのが惜しかった!結構あれを楽しみにしてるとこあったから。
一応、2回目の映画だったので、本編の理解をそれなりにしていたことが功を奏して(?)、そこまで苦労はしなかったけども。

観てて視覚優位人間にはキツいかな~と思ったのが2点。
1つは本編の音声と副音声が同時に流れること。何を当たり前のこと言うてんねん、と思われるでしょうが、視覚優位にはこれがツラかった。
片方の音声に意識が集中してしまうと、片方を聞き逃してしまうせいで、一瞬で理解が追い付かなくなってしまう始末。
私が観た副音声は、ラジオのような形で常に話されていたのもあり、話が結構飛んだり、変わったりして、何回かこんがらがってしまった。
ちょっとでも本編聞きたい!と思っちゃうとだめ。
流れているシーンの説明や裏話をされると、必然的に意識が本編に向いてしまうから、どちらかを聞き逃して、こんがらがっての繰り返しが何度か。
巻き戻しが効かないから、一瞬でどっちを優先するか見極めないといけなくて、私みたいな人間には結構大変だった。

2つ目は似たような理由というか、ほぼ一緒だけど、同時に聞くことにめちゃくちゃ体力を奪われてしまうこと。
これはどちらかといえば、視覚優位よりも聴覚過敏寄りになるかもしれないけど…まあ、耳がしんどかった。
意識の方向が迷子になることに加えて、映画の音量が大きいので、それに負けない音量でイヤホンから音声を聞くとなると…お察しの通り。
おまけに、隣の人に音漏れしていないかなども気になってしまうので、なんか色々と疲れてしまった。ただ、ジャンプスケア(急にびっくりさせる演出)的な部分は副音声で笑いとかに変換してくれるので、そこはすごく助かった部分でもあった。

こんな感じだったので、映画終わりのふわふわ気分どころか、「私は今、映画を1本観たんか…?」というのが率直な感想。
不完全燃焼って言葉が一番しっくり来るかな?
でも映画と副音声はちゃんと楽しいものだった。よかった。

私みたいに心配性だったり、視覚優位があったりする方のお役に立てたら嬉しいな。誰かの役に立ちますように。

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栖山 依夜
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