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まるごと一個新玉ねぎスープ【書く練習・DAY6】

新たまねぎを、まるごとスープに。コンソメの素はいりません!|スープ・レッスン|有賀薫|cakes(ケイクス)

有賀さんのスープは美味しいなあ、と思いながらスマホをつらつらと見ていたら このnote株式会社が運営している

ケイクスという、読み物サイトの連載に有賀さん「スープレッスン」というコラムがあり、その最新記事が新玉ねぎのまるごとスープだったので、早速スーパーで新玉ねぎを買ってきて、作ってみました。
作り方は、ごくごくシンプル

ベーコンと一緒に鍋でひたすら煮込むだけ。

作り方、なんていうほどのこともありません。ベーコンと一緒に皮をむいたたまねぎを鍋に入れて水で煮込み、塩で味をつけるだけ。

有賀薫さん

とても簡単なのに、とんでもなく美味しい。
味付けはちよっと贅沢して「ひんぎゃの塩」を使ったので、塩的な旨味はまちがいないのですが、

なんといっても新玉ねぎそのものの美味しさがすごい。
加熱すると、玉ねぎに含まれる硫化アリルが、糖に変化するので、ぐっと甘味を増すのです。
50分煮込んで、やわやわになった玉ねぎをそっと口に含むと、ふわっと口の中でとろけてしまいます。
ほんのりと自然な甘みが、やわらかく口の中に広がって、春の優しさが細胞のすみずみに染みわたる感じ。一口食べたら止まらなくなって、あっという間に即完食。
レシピでは、仕上げにバターをひとかけら落とすのですが、落とす前に、ただただ玉ねぎ本来の味を楽むことを強くお勧めします。

新玉ねぎ 皮付きのまま描くとそれっぼくならないなと学習。白くないと!

ついでに、新玉ねぎと普通の玉ねぎの違いを調べてみました。

これからが旬、新たまねぎ!|農畜産業振興機構 (alic.go.jp)

「通年出回っている茶色い皮の玉ねぎは、春に収穫した玉ねぎの表皮を乾燥させて保存性を高めたものです。これに使われる品種は国内で多く出回っている『黄玉ねぎ』です。

一方の新玉ねぎは、収穫後に乾燥させずにすぐ出荷されます。主な品種は『白玉ねぎ』と『黄玉ねぎ』です。つまり、『黄玉ねぎ』は新玉ねぎとしても流通しているので、玉ねぎに『新』がつくか否かは、乾燥させずに出荷されるか否かの違いということです」

農畜産業振興機構 (alic.go.jp)

ぜんぜん別品種かと思っていたのですが、実は一緒のものとは知りませんでした。新玉ねぎは、収穫期だけに食べられる、特別なご褒美なんですね。

旬のものを食べることが、日々の健康な体をつくること。

私が、料理を仕事にしたいと思うようになったきっかけをつくった
辰巳芳子先生の「命の食卓」という本に書いてあることです。

私は、3月から4月にかけて、ずっと毎日ご飯の上にさっとオリーブ油で炒めた菜の花をのせて食べていました。
そして6月に気がついたのです。「今まで梅雨時になるとかならず感じていただるさを、今年はどうして感じないでいられるのだろう」と。春の小松菜の蕾のように、力のあるものを前もって食べ込んでいたからだと気づいたのです。植物の蕾は花成ホルモンに満ちていて、春の気だるさや神経の疲れを癒す力があると証明されました。
こうした風土の食べ物は、そのときそのときの季節をしのぐためだけでなく、次の季節を迎える力にもなっていくものなのですね。
~中略~
だから私たちは次の季節を迎え撃つ心組みをもって、その季節のものを食べていく必要があります。

いのちの食卓 辰巳芳子

和食の料理の仕事をはじめて、まかないで旬の力のある食材を口にするようになってから、それまでめちゃくちゃ苦しかった花粉症が、すっかり治ったのも、この効用かと思います。

新玉ねぎも、春の力を身体に恵んでくれると思うな。

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