見出し画像

イクシアスの人事ポリシーと人事制度を公開

こんにちは。イクシアス株式会社(IXYAS, Inc.) 代表取締役CEOの内藤です。

IXYASは、AI搭載型の店舗マーケティング統合管理最適化SaaSを開発・提供し、日本中の店舗事業者様のDXを通じて、街を・日本を元気に・強くすることに挑戦している会社です。

自己紹介的な記事の次に、今回は、IXYASの人事制度とその背景にある考え方について少し、お話ししたいと思います。

IXYASは2024年現在、事業拡大に伴い人員を拡大しており、毎月のように新たな素晴らしい仲間が入社してくれています。そのような中、採用面談の際にご説明することの多い「IXYASの人事制度」について、IXYASに興味をもってくれている方に僕からしっかりとお伝えできたらと思い、この場でご紹介させていただきます。


※前提
当社の現経営陣はリクルートグループでマネジメント業務経験のある者が多く、さらに僕はリクルートグループの子会社の人事制度設計に関わったこともあることから、リクルートグループの人事制度・仕組みの良い点や共感できる点を感じてきた経験があり、IXYASの人事制度は多分にそれを参考にしている点があります。その上で、熟考し僕らなりに僕らの想いや事業やフェーズに合わせた工夫をしている人事制度です。それを前提に僕らの人事制度について知っていただければと思います。

IXYASの人材マネジメントポリシー

IXYASの価値提供の源泉は「人」です。IXYASのメイン事業の店舗マーケ統合管理最適化SaaSは自社内製開発システムで、また強みである関連マーケ業務BPOも含めて、無形商材を提供する企業であり、システムを創りあげ・運用し、お客様のご支援をするIXYASの「人」こそが、当社の社会への価値提供の源泉に他なりません。

よって、価値提供の創造を継続的に最大化するために、当社に属する個人には自己・自組織の進化を続けることを求め、それを前提に会社は個人が能力をいかんなく発揮し、そして成長を続けられる環境や機会を提供し、また、適切な評価処遇をする、ということを約束する、というポリシーを持っています。

IXYASの人事制度概要

IXYASの人事制度は、上述の考え方を前提に、「評価/処遇の適切性」「公平性の明確化」「個人の自律的キャリア形成への寄与(成長ステップの提示)」を目的に、「ミッション・グレード制度(役割等級制度)」を中心に据えた制度設計がされています。

グレード(等級)毎に、職務要件が定義され、ミッションの内容に応じて、職務要件定義と照らし合わせてグレードが決まり、そのグレードに応じて基準報酬が決定します。
半期毎にミッションを設定し、それにあわせてしっかりと毎回グレードを見直す処遇確認運用を行ない、適切な処遇が継続されることを大切にしています。
また、ベンチャー企業ながら、賞与制度が用意されており、半期毎のミッション達成レベルによる評価を賞与に反映することで、高い成果/著しく低い成果をきちんと報酬の増減に反映する仕組みとなっており、成果を上げたメンバーに具体的報酬アップで報いる、ということを大事にしています。

等級制度について

グレード(等級)テーブルは、職種毎要件定義が明確化された8等級ある上で、その等級毎に3段階のレベル等級があり、合計24段階のグレードが用意されている形になっています。
また、「マネジメント」キャリアと「スペシャリスト」キャリアの2つのキャリアをカバーする職務要件定義がされています。

6段階や8段階などの等級が用意されていて、その等級毎に報酬レンジが決まっている、という制度はよく見かけます。しかしそれだけだと、細かなミッションレベルアップや職能発揮レベルアップを柔軟に報酬反映できないだけでなく、当社が大事にしている、「キャリア形成/成長ステップの提示」の積極的実行が難しくなってしまいます。
1段階上の等級のミッションへの挑戦機会の提供を二の足を踏むことはあってはならないという考えから、各等級毎にレベル等級を設け、一定確度のミッション達成でも、段階アップの機会提供を積極的に行うという会社の考えを制度に反映していることが特徴です。

賞与制度について

賞与は、半期毎の評価により決定します。ミッション設定時に達成基準を明確化した上で、それに対する実績としてC~SSの7段階の評価が付けられ、それに応じて基準賞与と業績評価係数で増減がなされる仕組みです。2024年10月現在の制度においては、グレードにより月給の1.4~2ヶ月分が基準賞与となり、A+評価なら+20%、S評価なら+50%、SS評価なら+100%の賞与金額となります。反対に、A未満の評価がついてしまったら、賞与の減額となる仕組みですが、マイナス評価についてはしっかり振り返りをしてもらいつつ、基準賞与の減額分はA-で-10%、Bで-25%、Cで-50%と、プラス評価の上げ幅よりもマイナス評価の下げ幅を緩やかにしています。考え方としては、成果を出したメンバーにしっかりと報いることを目的とした制度設計となっているものです。

評価運用について

ミッション・目標は、半期ごとに上長とすり合わせの上「IXYASミッションシート」に則って定量・定性・バリュー実践の項目ごとに設定され、そのミッション内容のレベルに応じてその半期の等級が設定されます。
そして前述のように、半期経過時に、その達成度合いの振り返りを行い・半期の評価が決定され、賞与額が決定し、また、合わせて同タイミングで次の半期のミッション・グレードが決定されるというサイクルが周り続けます。

また、変化の早いベンチャー企業ですので、四半期毎に組織重点ミッションの内容も見直され、各個人のミッションも同時に見直される運用設計がされており、各人が無駄にならない適切な努力に邁進していただける環境を意識しています。

最後に

メンバーの処遇は僕の想いの面でも、企業の従業員の継続的活躍という合理的側面でも非常に大事なものですが、適切・公平処遇は、強く意識しないとある意味で難しいものです。そのため、IXYASはベンチャー企業としては早いとも言われる段階で、細かな等級・報酬・評価制度に加えて意思を持って賞与制度を設計し、運用を開始しました。
仕事は多少の金銭的報酬の差だけで選ぶものではないと考えますが、僕は、当然のことながら、「優秀で頑張って成果を出す人は良い報酬をもらうべき」「仕事の量や質が上がっても報酬が変わらないのはあってはならない」と思います。適当に耳ざわりの良い言葉を言ってはいけないですが、IXYASは報酬感の高い企業にしていきたいという想いを明確に持っており、その考えをもとに将来の事業計画の数値を策定しています。
これからも、IXYASの価値提供の源泉は「人」ということを強く意識し、メンバーの成長・納得性・QOLの向上につながる人事制度をアップデートし続け、それを企業成長に繋げる、という形で、企業と個人が一丸となって成長していける仕組みづくりに力を入れることを、ここに宣言したいと思います。