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<STOREPAD開発ストーリー>第一部 なぜSTOREPADを作っているのか

はじめまして、イクシアス株式会社COOの戸田です。

最近有り難いことにお客様や関係者の方から「STOREPADはなぜあれだけの機能を開発できているのか」、「なぜこの店舗領域で仕事をしているのか」といった質問をいただく機会が増えました。

そういった中で私目線でSTOREPADの開発ストーリーを書きたいと思ったのですが、当初予定から大幅に長くなり四部構成になりました(笑)。

少し長いですがお付き合いいただければと思います。

まず第一部では「なぜSTOREPADを作っているのか?」というテーマでサービス開発のストーリーではなく、個人的な原体験や市場の課題を中心に、STOREPADの始まりに焦点を当てて書いていきます。
今回、四部にわたってお届けするSTOREPADの開発物語、その第一歩を踏み出すにあたり、まずは全体の流れをご紹介します。

四部構成の概要

  1. なぜSTOREPADを作っているのか
     なぜ私たちはこのプロダクトを開発しているのか。
    その背景や個人的な体験から得た課題意識を中心にご紹介します。

  2. 初期プロダクト開発ストーリー
     幅広い業界と業態に対して、仮説を立てて検証を繰り返した初期の開発ストーリーを振り返ります。小さな店舗から大きなチェーン店まで、どのようにMVPを構築し導入店舗を増やしたのかをご紹介します。

  3. 媒体連動数No.1に至るまで
     GoogleやSNSだけでなく各業界特有の媒体との連携を進め、業界最多の媒体連動を実現するまでの道のり。その過程での苦労や開発チームの試行錯誤を振り返ります。

  4. 強いプロダクトチームと今後のSTOREPAD
     どのようにしてお客様に支持されるプロダクトを生み出しているのか。また、今後STOREPADがどのような進化を遂げていくのか、その展望についても触れていきます。

では早速第一部「なぜSTOREPADを作っているのか」をご紹介します。

なぜSTOREPADを作っているのか

STOREPADを作るきっかけとなったのは、私自身の二つの経験に基づいています。

まず一つ目は、私がこれまでリクルートやUSENといった店舗事業者向けのサービスを提供する企業に関わってきた経験から感じていたことです。
これらの企業は、店舗事業者様にとって非常に重要なサービスを提供しています。
しかし、世の中の流れとしてGoogleやSNSをはじめとしてユーザーが利用する媒体が日々変わったり増えたりする中で、店舗の方はそうした複数の重要な媒体運用に時間と労力を費やしているという声を聞いていました。
そのような店舗に対して本質的なサポートができるサービスを提供することで、店舗事業者様が本来集中すべき顧客対応やサービスの質向上にリソースを割ける環境を作りたいと考えたからです。

二つ目の体験は、私個人としてのユーザー体験に根ざしています。
私は頻繁に飲食店や美容室など様々な店舗を利用しますが、その際に感じるのは「情報のズレ」でした。
例えば、Webで調べた営業時間が実際の営業時間と異なり、せっかく店舗に足を運んだのに閉まっていたり、メニューが最新ではなく提供されていない料理が載っていたりすることが何度もありました。
特に、Web業界に長く携わってきた人間として、こうした体験が続くと「なぜWeb上に正しい最新の情報が載らない構造になってしまうのか」という疑問を抱きました。
一方で店舗側の事情を考えた時、背景も理解できます。
店舗は日々忙しく、営業時間やメニュー変更が発生するたびに各種媒体に最新情報を反映する作業は非常に煩雑です。特に多店舗経営を行うチェーン店や、飲食業界のように多くの情報媒体に対応する必要がある業界では、情報更新が一つの大きな負担になっています。

私は、この問題を解決することで、店舗を利用する側だけでなく、運営する側の負担も大幅に軽減できると考えました。つまり、正しい店舗情報や店舗の魅力を簡単かつスピーディーに更新できるシステムを提供することで、店舗運営者は煩雑な業務から解放され、その結果、店舗を訪れるユーザーに対しても最適な情報を提供できる。これこそが、店舗とユーザーの双方が「幸せになる」状態だと考えました。

このような背景から、STOREPADは誕生しました。
私たちの目指すのは、単に情報を管理するツールを提供することではなく、店舗と顧客が双方向に満足できる環境を整え、店舗事業者様の負担を軽減しつつ、その店舗の魅力を最大限に発信できる世界を作ることです。
店舗の魅力や正しい情報を世界中の人が簡単にアクセスできる状態にすること、またお店で働く人も、お店を探したり利用する人もみんなが笑顔になる世界をつくること。
STOREPADを通じて、私たちは店舗経営者様が抱える問題を根本から解決したいと思っています。

次回は、いよいよ初期のプロダクト開発ストーリーに迫ります。業界を問わず、試行錯誤を繰り返した開発ストーリーをお届けします。
お楽しみに!

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