文学フリマin福岡に行ってきたよ。
文学フリマに関してはいずれ出展側として参加したいなぁと思っている字書きであるため、ひとまず直近かつ地元にて開催の文学フリマin福岡(2024年10月27日開催)にふらっとお買い物に行ってみたのでした。
同人誌即売会自体、一般参加含めても丸10~11年ぶりくらい?の参加になると思います。二次創作メインで最後の方はサイト更新+Twitterで萌え語りのみだったのでだいぶ離れてましたね。
文学フリマには初めての参加です。一次創作+二次創作なオールジャンルのイベントには参加経験がありますが、完全に一次創作オンリーは今回が初体験でした。10年前からお噂だけはかねがね…。
で、もろもろ思ったことを薄れないうちにメモ的に書いてみようと思います。
10年ぶりぐらいの久々に「同人誌即売会」というものの空気を吸う。
今回は衆院選投票日ということもあり、投票を終えてのイベント参加となりました。あんまり関心がない夫も一緒だったので完全終了までフルで会場に居続けることはできず、開場の11時から正味2時間くらい楽しんだ感想となっております。
で、何も知らない夫にイベントの概要を説明しながら一度ぐるっと1周した後に、イベントスペース内の休憩所(あって助かりました)部分に夫を置き去りにする形でひとりで再度ゆっくりと探索。
はーー!!同人誌即売会っ、だーーーー!!!!
久々の空気感過ぎて、何かホワホワした気持ちでうろつきましたね、まずは。懐かしさと、やっぱり空間として同人誌即売会という場が好きなんやな、という。
いや、即売会的なものは基本何でも好きだし、植物の即売会も好きだけど、何かこう、同人誌即売会特有のね、あの空気感ですね。それが「身体に馴染む」というかですね。
自分が二次創作ガツガツやっていた頃とは時代も変わったし、ここは一次創作の場なのでそれも違ってはいるんですけど、こう、本屋でもネットショップでも投稿サイトでもKindleでもない、しかも開催都市ごとに異なるリアル現場の特有のお祭り感って、やっぱいいなと。
あと、いい意味での「無法地帯」がある、というのが心地いいんですよ。文学なら何でもいいという。ある程度管理された無法地帯は多様性が豊かなんですよね。
包括的ぃ…。包まれ感ヌクモリティ…。
お前の文学もお前の文学も全部違って存在していいんだ、という肯定感。今一番人間コミュニティに欠けてるものだと思いますよ、正直。
見本誌コーナーはありがたい。
それでふらっとした後はウィンドウショッピング的に徘徊したり、見本誌コーナーを眺めたり。見本誌コーナーは本当にありがたいよなぁ。
私、少しばかり紙とか加工のフェチだったりするもんで。さすがにサークル様の目の前で御本を手にとって「表紙の箔押しの加工のキラキラだけ寄りで見たいんですが…」とか言えないじゃないですか…。例えその加工が切っ掛けでジャケ買い的に本を購入するとしてもですよ!
あと文字フォントとかもまじまじ見たいタイプなんですよね。本文フォントサイズとかノド(本の綴じたところ)から本文1行目まで何㎜あるかとか。
たぶん、普通のサークル様は店番されてる時にそういう視点の客を想定されてないんですよ。つまり、まじまじその辺り見る私は不審者寄りなんだよなぁ。笑。
あっ、本文中身読んで作風とか雰囲気掴んだりもします!(普通の見本誌の使い方)
10年も遠ざかっていると印刷業界なども色々変化もありますね。やれる加工が増えてたり、オンデマンドがずっと質良くなっていたり。
カラーで目を引かれたり、加工で楽しんだり、鈍器みたいな厚みの本に遭遇したり。デザインとかも色々見て、目に楽しかったです。
サークル様のところに行くと小説は特に「ジャンルは、作風は、シリーズものかどうか」みたいに中身について売り子様にお訊ねすることが多いんですが、見本誌コーナーは完全に「ガワ」のみに集中できるので、これはこれで楽しいのです。
戦利品、GETだぜ。
それで今回は↑の御本をGETさせて頂いたのでした。3サークル様各1冊ずつの中・長編の小説と、Kindle様の冊子としまや出版様の本文見本という企業様関連。
Kindle様は無料配布のものを通りがかりに頂いたやつです。いずれKindle出版やってみたいな…とは考えているので。
しまや出版様は二次創作時からお噂はかねがね…だったのですが、まだ使ったことはなくて。本当に加工とか紙とか見本を見るのが好きな奴な上に過去持っていた他社のものも処分済みだったので見ているとめっさテンション上がってしまい、下手すると全部下さい状態だったんですが、金銭的にヤバいのでやめておいて、1冊に絞って、本文のフォント見本の本です。
実は他社でMS明朝で二次創作の文庫本を作ったことがあって。今後新たに文庫本出すとして、フォント変えるか…?というのは少し考えていたんですね。なので、様々なフォントで同じ文書を打ち出して比較検討するだけの本、最高です。
いや、MS明朝に不満はないんだ。個人的には可もなく不可もないラインなんだ。ただ、本文フォントが変わるとわずかに本文の「顔が変わる」んだよ。クールな作風の作品だとMS明朝だと、ややもっさりしているように思うこともあるんだ。
なので、これは後で見ながらひとりでニヤニヤ考えたいところですね。印刷所様としても使うかもなので、ついてたチラシも読み込もう。
サークル様の御本もまだ中身は読めていないんですが、↑の通りのフェチがあるので、ガワをニチャニチャ微笑みながら眺めているわけです。
カバーとか表紙のフルカラーや紙替えやPP加工とか、いいね…?(さわさわ)カバー付きの本手にした時に必ず一回カバー外して表紙裏表紙確認するやつ…毎度何かあるかもと思い込んでる節がある。
奥付のページ拝見して、あっそうか、今はサイト+メルアドもだけど、SNSやQRコードもあるか…!などと新たな知見を得る我。
今回はNOTE経由で参加サークル様を探したこともあって、作者の皆様全員NOTEのアカウントお持ちですね。
・粟生慧様…「忌み地」
・久賀池知明様…「桜下に沈む女」
・久々原仁介様…「海のシンバル」
何となし、少しほの暗い系なところもあるしっとりな物語たちを求めていたのかもです。のちほどじっくり楽しませて頂きます~。突然ふらっと挙動不審気味の女が現れて申し訳なく…。笑。
あとは、通りがかりでファンタジーとかSFの作品も気になってはいたのですが、計○冊発行、以下続刊!という壮大な大長編のものが多くて、少し手を出すのに怖じ気づいてしまったのだった…。
でも、もし自分が過去に書いた「シュレディンガーはたぶん猫。」を納得できるまで改稿したり番外編つけたら、○冊とは行かないまでも鈍器に近くなりそうだし同じようなことになってしまいそうなので、納得したのだった…。設定盛りたいからベージ数も膨らむ、とてもわかる…。
次はサークル側として。
というわけで、今回は一般参加として訪れた文学フリマin福岡なのですが。次回はサークル参加したいな…と考えているのでした。来年こそ新刊持って売る側として参加できたらいいなぁ、と。
福岡だけでなく、他の開催地にも行ってみたいよね。許されるなら。
表紙とか装丁とかロゴとか考えたりしたいなー!とかワクワクしてくるわけですが、アレだよ。
まずは今、手元のこの本文を書かないと本は出ないし、本文を書くのはこの私だよな!
ブハハハ全ての妄想が皮算用~!!大人しくパソ机に向かおうね、私よ…。
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