「メンデルスゾーンの手紙と回想」を翻訳してみる! 53
第5章-14.ライプツィヒ、1838年 イタリアとドイツ もし僕が君だったら、受難週の祝祭のためにローマを訪れて、昨日あたりとぼとぼとそこを発ったところでしょう。君もそうしたんじゃないかとずっと思っています。
棕櫚の主日には、僕はいつも教皇の礼拝堂と黄金の棕櫚の枝に思いを馳せます。式典の次第や壮大さは、僕が今まで見た中で最も荘厳で素晴らしいものです。
君も同じものを見て同じように考えているといいなと思います。
君が教えてくれたミラノでの出来事と君のそこでの近況、リスト