マガジンのカバー画像

IVRyのエンジニアブログ

101
IVRyのエンジニアが書くブログです。 より技術的な内容はZennにもあります https://zenn.dev/p/ivry
運営しているクリエイター

#アイブリー

複合 AI システムと AI エージェント

IVRy の AI エンジニアの稲村と申します。 IVRy では複合 AI システム(Compound AI Systems)という概念に有望性を見出してこれまでシステム設計が行なわれてきたのですが、この概念が多面的で少し調べただけだとなかなか掴みづらかった経験から、2024年末に流行っている AI エージェントの動向と絡めてまとめて考察してみました。また、新しい情報に振り回される日々の中で、ある程度長い時間軸でもぶれにくい洞察を得たい欲求も盛り込まれていると思います。お気持

プロダクトエンジニアという魚は水が変わっても生きていけるのか?〜toC サービスから IVRy に転職したエンジニアの事例〜

自己紹介と背景こんにちは。今年の 9 月に IVRy に入社し、ソフトウェアエンジニアとして働いている新井(@SpicyCoffee66)です。 私は 2017 年度新卒で前職クックパッドにソフトウェアエンジニアとして入社し、時にはエンジニアとしてシステムを開発したり、時にはマネージャーとしてチームを牽引したりと、転職するまでの7年間で様々な仕事を経験しました。時と場合に応じていろいろな役割を担当しましたが、一貫して「ユーザーに価値を届けたい」という想いを持っていました。

Re: チンチロに負けて AI FAX を開発した話

こんにちは。株式会社 IVRy でソフトウェアエンジニアをしている machinaga(@macchiitaka)です。 2024 年 11 月 5 日、IVRy は AI を活用したインターネット FAX サービス「IVRy AI FAX(β 版)」をリリースしました! 先日、同僚の菊川さん(@kikuivry)が「チンチロに勝ったら AI FAX が完成した話」という note を公開しました。 「チンチロに負けた人」である僕の視点から、チンチロ敗北からファーストリ

AIエンジニアにIVRyをオススメする7つの理由

IVRyでAIエンジニアとして働くMoriyaです。IVRyのアドベントカレンダー19日目です。 IVRyは、電話を切り口に音声AI対話システムなどを開発・運営している会社です。LLMを駆使したプロダクト開発ができるだろうと思って、2024年8月に入社しましたが、その感覚は間違ってなかったと思います。 そこで、本記事では、AIエンジニアにIVRyをオススメしたい理由を7個上げたいと思います。 IVRy のアドベントカレンダーは毎年職種に限らず全職種でやっています!是非ご一読

自律自走するエンジニア組織におけるエンジニアリングマネージャーのこれからの役割

こんにちは!IVRyのエンジニアリングマネージャーの米元です。 紅組の記事もぜひご覧ください! はじめにIVRyでは yuriさんの記事 にあるようにエンジニア組織は今年1年で15名から34名と2倍以上の人数に増加しました。 メンバーの平均年齢は約36歳でミドル以上のメンバーが多く、30代以上のメンバーが中心のため自律・自走したメンバーが多いです。また、成田さんを始めとして他社でのCTOやテックリード・マネージャーを経験した方がIC(Individual Contrib

チンチロに勝ったらAI FAXが完成した話

こんにちは。株式会社IVRyでエンジニアをしている菊川(@kikuivry)です。IVRyに入って1年が経ちました。この1年は主にAIインターネットFAXサービスの開発をしていて、先日、「IVRy AI FAX(β版)」としてリリースすることができました。この記事では、リリースに至るまでの奮闘を交えて新規プロダクト開発における大切なこと7選を書きます。 この記事は 株式会社IVRy 白組 Advent Calendar 2024 の11日目の記事です。白組の前後の記事は以下

会社のセキュリティを向上させるなら従業員体験も向上させようぜというお話

おはこんばんちは。今年の9月にIVRyにジョインしたコーポレートITのendoです。 早いものでもう12月に入り1年が終わろうとしています。 今年は転職以外にも娘と連弾でピアノの発表会に出たり、育休していた草野球に復帰するなど、プライベートも充実していた1年でした。 それになんと言っても、我が福岡ソフトバンクホークスがパシフィック・リーグを制してそのままの勢いで日本シリーズまで進出したことですね!!!!!!!! この後も2024年のパ・リーグ振り返りを書きたいところですが

JSConf JP 2024 に初スポンサーとして参加しました!

こんにちは、IVRyのエンジニアの大月(@otsuky_)です。去る2024年11月23日(土)にJavaScriptに関する国内最大級のイベントであるJSConf JPが開催されました。IVRyはPremium Sponsorとして参加し、ブース出展・スポンサーワークショップ・スポンサーLTを行いました。 スポンサー参加への思いIVRyがフロントエンドのカンファレンスでスポンサー出展するのは今回が初めてでした。私自身、IVRyに入社する以前は技術カンファレンスにスポンサー

IVRyの急成長を支える!コーポレートITの8ヶ月の軌跡

こんにちは、あるいはこんばんは。 IVRyでコーポレートエンジニアを担当しているueda (@yueda256) です。 最近はいかがお過ごしでしょうか。僕は子どもたちと一緒にポケモンカードの沼に浸かりはじめました。物理カードを買っては子どもと対戦し、出勤時はポケポケでオンライン対戦する毎日です。 にわかなりにピカチュウexデッキとカメックスexデッキのバリエーションを語り続けたいところですが、脱線しすぎないうちに本題に戻ります。 今回は「2024年4月以降の8ヶ月間でI

【30億円調達】音声対話AIプロダクトをエンジニアリングするということ

IVRy(アイブリー)のエンジニアの yuri ( @yuri_ivry ) です。 対話型音声 AI SaaS の IVRy は、2024年5月にシリーズ C ラウンドで30億円の資金調達を行いました。 この記事では、シリーズ C スタート時点の IVRy のエンジニアリングの様子と、今後何をつくっていくのか?についてご紹介します。 この記事はシリーズ C の資金調達に際してのリレーブログの13記事目です。 既に公開済の記事は以下のラインナップです。 代表奥西による

LLMの技術をすべての人に届けるために。IVRyでAIシステム開発に挑むエンジニアチーム

日本の人口は大幅に減少し、労働人口も減ることは確実に到来する未来。今以上に、人手不足が深刻化することは間違いありません。 最新技術を日本全国平等に届けていき、人手不足という課題を一挙に解決するのが電話自動応答サービス「IVRy(アイブリー)」が目指していることです。 IVRyをさらに進化させるために、LLM(大規模言語モデル)の開発に長けたNLP(自然言語処理)エンジニアたちが、サービスとAIの融合を進めています。 ChatGPTが登場して一年足らず。激変する環境下で、

Let's Data Driven Management

IVRy代表の奥西です。僕についての詳細はこちらなどをご参考ください。 最近はオフィスの移転をしたり、グッドデザイン賞を受賞できたりしています。 ※よかったらオフィスに遊びに来てください この記事はなにかIVRyの初期設計段階から意識しているプロダクトのデータやビジネスオペレーションのデータ、それらのレポーティングやそのレポートを見たビジネス・プロダクトマネジメントについて、どういったことを意識しているのか?やどういった取り組みをしているのか?について記載します。 IV

元職人・パーソナルトレーナーの僕がなぜかQAエンジニアになりました【IVRy入社エントリー】

こんにちは!株式会社IVRyのQAエンジニアの関です。 IVRyと関わり始めて早くも1年が経ち、今年の1月から正社員としてジョインしています。 今回は、IVRyと関わりはじめた頃から入社までを振り返っていきたいと思います。 IVRyについて 自己紹介出身:千葉県 年齢:20代後半 趣味:ランニング、旅 前職は何をしてたの IVRyと関わり始めた年に学習塾(児童向けプログラミングスクール)へ転職し、事業の立ち上げをしていました。 転職前は、建設業やパーソナルトレーナで