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読書ノート①


日本の礼儀作法 宮家に伝わる7つのおしえ/竹田恒泰 著


著者を知ったのは『そこまで言って委員会NP』というテレビ番組(関西ローカルなのかな?)で、番組自体討論が多く、その中の一人くらいしか最初は思ってなかったんですよね。ですが日本の文化・歴史を大切にされているところが私には好印象なのと、最近『国史』を一般にも販売されたことで余計に興味を持ちました。
この書籍に関しては『国史』が届くのに時間が少しかかるのでそのつなぎ程度でした。

旧宮家、そして明治天皇の玄孫である著者なだけあり、全体通して伝えてくる内容は背筋がピンと伸びる内容でした。
特に宮家に伝わる礼儀作法が主ではありますが、私たちが常日頃から意識するべき「礼儀」「作法」のありましを知って、いかに自分が日本人として無知なのか・・・礼儀もなにもなってないなーと反省したワケです(笑)

礼儀作法の基本はまず食事作法から。食材、食材を作ってくださった生産農家、すべてに感謝し敬意を表するために作法があり礼儀はある。それを知ることの喜びとはどれだけ尊いものなのだろう。
この書籍は皆に読んでほしい書籍だと思いました。

ただ知識として理解していたり、誰かに言われて「ああ、知ってる知ってる」というのではなく〝実際に行動する〟が大切です。
知ってる=礼儀作法が身についている、ではありません。

実践するとなかなか難しい!けど、実践してあらゆるものに感謝と敬意を表したいと思える書籍でした。


最後の紫電改パイロット 不屈の空の男の空戦記録/笠井智一 著

この書籍を読もうと思ったのは、私といえばマンガの影響というか(笑)
菅野直大尉についての書物を探していたんです。昔、菅野直大尉のことが書かれた書籍を読んだことがあったのですが、当時難しくて挫折してしまいました。
SNSでこちらの書籍が面白いといわれていたのを目にし、読んでみよう!と手にとったのがきっかけです。

著者である笠井氏は当時現役の戦闘機乗りで、笠井氏の自伝も含め第二次世界大戦(大東亜戦争)で体験したことが書かれています。
笠井氏は菅野直大尉が率いる部隊〝新選組〟の一員として紫電改に搭乗し、戦争に参加しています。自分の仲間たちが戦死してゆく(菅野大尉は行方不明になり戻ってこなかったので暫くしてから戦死扱い)なか、戦闘機パイロットとしての当時の思いが書かれた体験談を読んで、戦争経験者の皆さまが時を経るごとに少なくなってゆくと尚更こういった経験を知ることの重要性を考えます。

小さい頃など特に「戦闘機パイロットはかっこいい!」と憧れに似たものを感じますよね。導入はそれでいいと思います。
成長するにつれて〝なぜ戦闘機に乗らなければならなかったのか〟の〝なぜ〟を考えることができました。

※笠井智一氏は、この書籍の第一刷が2020年発行ですが、翌年2021年1月9日に94歳でご逝去されています。


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