器用さんと不器用さん、どっちがお得? #1年後の私へ
我が家には不器用さんの血が流れている。
私の母はお世辞にも器用とは言えず、お弁当は隠して食べたいほどだった。そのDNAがご先祖さまから代々受け継がれたのかもしれない。
姑はとても器用な人で、着物を縫ったり習字を書いたりお料理もとても美味しく作る人だった。
不器用な人は器用な人に憧れる。当然の流れだ。ここからコンプレックスに発展することもある。
ところが我が娘たちを見ていると不器用な方が良いのではないかと思える節がある。身近で見ていた3人姉妹で比べてみる。
長女:以前にも記事にしたかもしれないが、縄跳びの二重跳び、バランスボールなど、できないことが悔しいのかただ単純に出来る自分にしたいのか。出来るまで何時間も何日間もやり続ける。やりたいことがあれば執着といっても過言ではないしつこさを発揮する。3人の中では一番器用さん。絵や工作も得意で字も上手にバランスをとって書いていた。ちょっとやればなんでもできちゃう人。
次女:どう頑張っても、不器用さんの一等賞をもらえるレベル。運動神経の発達が遅かったのが起因していると思われるが、運動系は全てビリ近辺。縄跳びの二重跳びやバランスボールには手を出すことさえしない。絵や工作、字も不器用さんブリを発揮していたが、絵のコンクールや小説で市の賞をもらうなど、文化的な方面では結果を出していた。そう言えばいつも本を読んでいた。小・中・高を通して剣道を続け、最後の最後でようやく自分で思う結果を出し、おそらく自分の中の自信となったことだろう。そのせいか今は器用に子育て実践中。
三女:器用なのか不器用なのかさっぱりわからない。興味のあることにしか手を出さない。字をかくことも絵をかくことも興味がないので適当にしかしない。時々気が向くと天才かと思える絵をかいたり、気が向くと集中して習字をして良い点をもらったりしていた。興味津々なスポーツにはまり、そればっかりの子ども時代を過ごした。そのスポーツで自分なりの結果を出し、そのまま進んでいたところで妊娠となり現在中断しているが、このまま一生続けていくのだろうと予想。
なんでもさくっとできてしまいそこで満足するのですぐに次の目的に向かっていった長女。なかなかできないが、できるまで続けたい気持ちが強く何年もかけて結果を出し自信をつけた次女。興味のあることだけに力を注ぎそれが人生の糧となりつつある三女。
どちらが良いとか悪いとかではなく、自分のタイプに気づきどう生きるのか。自分では気づけないことでも周りから見えるものもあり、それをどう自分の中に取り入れるのか。3人はそれぞれ模索し人生を楽しんでいる。
私はと言えばどうだろう。長女ほど器用ではなく、次女ほど不器用でもなく三女のように興味あることを続けてこられたわけでもない。
三人三様を近くで見守るにつけ、人生の糧となるものは書だと気づき、改めてやり直しをしている今。筆運びなど再度やり直しの局面にきていてなんだかしんどい状況だが、きっとこのまま継続していくであろう。
亀のあゆみとも言える現状だが、長女のようなしつこさで、次女のような継続の力を持ち、三女のような興味のあることに夢中になれる質を持つ私は、きっと1年後には師と仰ぐ習字の先生の筆遣いを盗み取り、書きたい線を出せるようになっている。
1年後の私へ
ブキッチョさんの私だけど、何枚も何回も書いて書いて、筆遣いを会得し、書きたい線を出せるようになった。
「なんだかな〜。もうこのままでいいんじゃないか?」
と思う時もあったけれど、しつこさと継続と夢中。この力を信じてやってきてよかったね。
七段に昇段おめでとう!!〇〇展入賞おめでとう!!!!
追伸)
おっと大事なことを忘れてます。創作墨字は梵字とも絡み合って、たくさんの方に愛されて良かったね💕
💙💙
こちらの企画に参加しています。
💙💙
さらに旅野そよかぜさんのアドベントカレンダーにも。
そよかぜさん、#1年後の私へ もそよかぜさんの記事から思い立ちました。
いつもありがとうございます!
💙💙
写経も相変わらず続けています。間も無く終了を迎えます。
写経継続 246日 12クール15日