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Mrs. GREEN APPLEに出会ってしまった私のこと
普段は星野源さんしか聞かない私が、Mrs. GREEN APPLEの音楽に出会って思ったことをダラダラと書いて見た。
今やファンでなくても、1度は耳にしたことがあるだろう曲ばかりを生み出しているMrs. GREEN APPLE。
私はAppleMusicで、「Japan TOP100」という、日本でよく再生されている曲のプレイリストをよく聴く。その中に、必ず何曲もインしていたのがミセスだった。だから、そこまで興味がなくてもサビは歌えたり…という曲はいくつもあった。
昨年11月、息子の学校で文化祭が開催され、その中でMrs. GREEN APPLEの「僕のこと」という曲を合唱した。この曲は、第98回全国高校サッカー選手権大会の応援ソングとして書き下ろされたものだそう。
"高校生活を1ページ1ページ刻んで生きている尊さを歌いたいと思い、高校生たちに誠心誠意向き合って制作させて頂きました。 「僕のこと」という曲名は、『一人一人の思いが重なってチームになっていく』という思いを込めて名付けました。選手たちが素敵だと振り返られる青春をこの曲で彩ることが出来たらうれしいです。"
この記事を見つけて読み、今年で義務教育を終える息子たちの姿と重なった。そしてあまりにも美しいハーモニーに、合唱を聞いて泣いた。
僕らは知っている
奇跡は死んでいる
努力も孤独も
報われないことがある
だけどね
それでもね
今日まで歩いてきた
日々を人は呼ぶ
それがね、軌跡だと
ミセス、こんなに素晴らしい歌詞書くのか…とちょっと気になり始めた。
年末にかけて放送された音楽番組でも、彼らを見ない日はないくらい。事前に情報をチェックするのではなく、見てたら出てきた!みたいな。
そして、この番組を見てしまった。
「さんま・玉緒のお年玉! あんたの夢をかなえたろか 30周年SP」
#TVer
見た人も多いだろうし、まだの方は2月2日までTVerで見られるようなのでぜひ見てほしい。
雪で滑って転んだり、廊下で足を強打したり、ギタリストなのに腕負傷しかけたり。
歌うところ以外の部分に、本当にこの人たちは優しいんだろうなってお人柄が溢れてて、ますます興味が湧いてしまって。
極めつけにあの歌唱だ。
小さな小学校の体育館のステージにミチミチに詰まったバンドセット。
そこで歌われた「ケセラセラ」という曲に心を奪われてしまった。もちろん、これまでにも聞いたことはある。でも、歌詞を…メロディをじっくりと咀嚼したのはこの時が初めてだった。
痛み止めを飲んでも
消えない胸のズキズキが
些細な誰かの優しさで
ちょっと和らいだりするんだよな
負けるな
今日も踏ん張って
固めた殻で身を守って
また諦める理由さがすけど、
ここの歌詞に私の心は、感じたことのない衝撃を受けた。まるで私に歌われているのかと思った。
ここ数年、仕事のことで悩み、苦しみ、仕事に向き合う楽しさややりがいをなくしていた。
辞めてもいいかも、そう思うようになっていたのに、家のことや子供のことを理由に向き合うことを諦め、ダラダラと今日まで続けてしまっていた。諦める理由を探してしまっていた。
番組の中で、今年度で学校が休校となり、新しい環境へ踏み出すことへの不安を抱えた小学生4人が、自分と重なってしまい「なんて私は情けないんだ」と泣けてきた。
その小学生たちが、ミセスのメンバーとこの曲を歌う姿。
ケセラセラ
今日も唱える
限界、上等。妬ましさも全部
不幸の矢が抜けない日でもAll right All right
食いしばってる
「なるようになる」という意味の言葉、ケセラセラ
と歌うことで、頑張れ!ではなく大丈夫だよ!と寄り添ってくれているような気持ちになれた。そんな優しい歌詞とそこに込められた力強さのあるメッセージ、ポップなメロディー。全部が私の細胞を刺激した。
それから私は毎日のようにミセスの曲を聞き、歌詞を読んでいる。
そうしていくうちに、ミセスの曲が身の回りにこれだけ溢れるのもなんか分かる気がしてきて。
大森元貴さん、あの方はなぜこんなにも万人の心をつかむ歌詞を書けるのか。自身の経験や考え方が色濃く出ているものが多いとも聞いたことがあるが、そうだとしたら私の尊敬している星野源さんとも似ているような気がする。
先日の「ミュージックステーション」出演の際、新曲「ダーリン」歌唱の前に「孤独や寂しさを感じるのは誰かが居てこそ、というのを…」とコメントをした。あ、源さんと同じだと思いすぐにメモをした。
なんとなく、なんとなくだけど大森さんも「陰」とか「闇」の部分から目を逸らさないで否定もしないままで、作詞作曲しているんじゃないかな。直接的に歌うんじゃなくて、それも本音だよ隠さなくていいよ、あなたはあなたのままでいいよって。
それが若い世代を中心に心に響いているのかもしれない。私のようなアラフォーの女にも。知らんけど。
あと、つい先日知ったのだが、AppleMusicで「はじめてのMrs. GREEN APPLE」というプレイリストを聞いていたら「私は最強」がリストに入ってて。
なんで?と思ったら
作詞作曲大森元貴
(知らんかったんかい、というツッコミは無しで 笑)
ほーーーーー!そういうことか。
私はこの曲が大好きで、
"私は最強ーーー!!"
と自分自身を鼓舞するように歌い、職場へ向かっているほど。特に某アニメやこの曲を歌っている方が好きという訳ではないのだが、不思議なほどにこの曲を気に入った理由がやっと分かった。
間違いない、私は大森さんの生み出す音楽が好きだわ。あの声も好きなんだわ。声帯と肺がどうなってるのか知りたいまじで。
"鼓動が揺らす この大地とハイタッチ"
なんて歌詞が書けるこの人のことが気になってしょうがない。大地とハイタッチ…
そんなわけで、ミセスの魅力にハマりつつある私だが、MVはまだ見ないようにしている。
昨日のMステ見て「圧巻!圧倒的すぎる歌唱力!!なにあの感情の乗せ方!!!やば…」と語彙力消失しているので、MVなんて見たらますますハマってしまう…と抗っている。
でも「ダーリン」は見た方が良い気がするなぁ。
怖いなぁ。
ま、なるようになるか…!!