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いつも
2023年1月9日 17:46
流れ星を見た都会のど真ん中ですその日はなんだか少しだけ空が広く見えてていつもより静かな夜でした緑色の太い光が空を切り裂いて僕の胸に飛び込んだその時なぜか涙があふれて割と少し止まらなくなった生きている、と一瞬の時の流れに存在した価値も先に帰っちゃった友達も悲しいことを言うよ僕たちは大人になっていっているみんな、別々各々の正義に向かって、交わった糸は綺麗に解けていく
2023年1月7日 02:47
ひとつ思い出したことがあるんですけど、昔好きだった彼女が無邪気に裸足で砂浜をかける姿を僕は好きという気持ちではなく幸せという気持ちで見ていたんです幸せとは、なるものではなく、今ここにあると気づくもので、(と、ありふれた言葉を吐きますが)目頭が熱くなり両腕から力が吸い取られ、脱力するようなじわりと鼻の奥に染みる味を思い出すんですその時に幸せを感じる僕はね誰が幸せか誰が不
2023年1月4日 14:15
桜より先に咲く花の名前を僕は知らなかった君も知らなかった誰も知らなかった陽の光が外気の寒さを追い越して芯から温めていく心という漢字は、心臓の形から成り立つこの胸にあるものが心かといつも疑うただドクドクと自分勝手に動き回り時に心配をさせ知らない間に止まるそんなものが心かと、いつも疑う春が来てまたピンク色の夜が当たり前になった抜け殻のような日々に光が溢れる桜によく似
2023年1月4日 02:47
肺一杯に吸い込む煙と生活によく似た物語精一杯に生きれば生きるほどなんだか笑えてくるような一つ悲しみを覚えてからやめられなくなった思考から抜け出せないどうにかしたいと思い尽くしてひとつ各駅停車を見送って想うあと何回ぐらいつまらないと気づいたら諦めきれるんだよ何か悪いことをしたくなったり誰かを愛してみたくなったり醜い気持ちを美しいものに塗り替えてはそれに背負ってもらうなん
2023年1月4日 02:59
いつまでも過去に囚われることは広く美しい海に憧れるのと同じでいつまでも未来を恐れてしまうことは広く美しい空に憧れるのと同じでいつまでも今を噛み締められないことは広く美しい心に憧れるのと同じで意味がない
2023年1月7日 02:30
朝起きて顔を洗う冷たさに目が覚めるゴミ出して郵便ハガキが一通と冬の匂いトマト缶とひき肉を使ってカレーを作る半分余ったトマト缶を見て鼻の奥が痛くなる同じような毎日に見えて本当は違うと思い込むどうにかして昨日を書き換えたいと思い続けてただひたすらに擦り減らし続けてもいつかなんてこないしただただこの世を恨むことしかできなくてそんなことを人と呼んでそんな言葉を詩と呼
2023年1月4日 16:46
どうしても何とかならないことがあるしどうしてもうまくいかないことがあるしどうしてといつも思ってることがあるしどうにかしてといつも願っているけれどどうにかしようとしたことは一度もないそれが空とか海とか心とかって喩えられてコーヒー飲む時にいつも思い出すんだけど苦いか熱いかで言ったら苦しいが正解で、好きか嫌いかで言ったら嫌いになれないが正解そういう毎日に振り回されるのは僕が人だ