いつも

99年うまれ 詩を描いてます。自分の心について、特に詳しく。自分が何者か、人って何か、…

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99年うまれ 詩を描いてます。自分の心について、特に詳しく。自分が何者か、人って何か、愛って何か、心って何か、 優しさって何か、どう生きていきたいか、他人はどう生きているのか、考えを巡らすのが癖です。自分を見失わないように。ちなみに写真は全部僕が撮ってます。#いつもの愛

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みずがめ座

ひとつ思い出したことがあるんですけど、 昔好きだった彼女が 無邪気に裸足で砂浜をかける姿を 僕は好きという気持ちではなく 幸せという気持ちで見ていたんです 幸せとは、なるものではなく、 今ここにあると気づくもので、 (と、ありふれた言葉を吐きますが) 目頭が熱くなり両腕から力が吸い取られ、 脱力するような じわりと鼻の奥に染みる味を思い出すんです その時に幸せを感じる 僕はね 誰が幸せか誰が不幸かなんて 本当はどうでもいいんですが、 全員が幸せに気づけるといい 誰にとって

    • 信じて

      自分がしてしまったことのせいで 自分が不安になる 結局信じられる人ってそこまでいないんじゃないかな 信じたい人しかいないだけ 信じるって人と人の間の言葉のように感じるけど 本当は自分良がりな言葉で ただ自分だけがそうなりたいだけなだけで 本当は違うのに 本当はそんな緩い関係じゃないのに 容易く口に出し 安心するだけ安心して、空に消えていく言葉 空気より軽すぎて 光より眩しすぎて どうしても羨ましくなるが 羨んでるうちは届かないのが夢で希望で 必ずしも、夢みることが正解では

      • 俺なんかと口にした時 あなただからの声を聞かせて 私なんかと口にした時 あなただからの声を枯らすよ

        • 香り

          わからないことばかりかも知れない 人生は、何があるかわからない 言葉ではどう頑張っても表しきれない感情なのに それを表そうとする言葉がたくさんある 周りの幸せは感情のない明朝体 ありきたりのフォントで飾る日常 存在を大事にできる理由が欲しい 満員電車、あなたと同じ匂いがして 振り向きたいのに 絶対になんともできない 鬱憤と人との関係性 うまい距離感を保てない自分に嫌気がさす 人から見ればどうしてそんなことで ってことで夜に溶けていってしまう 満員電車、みんなあんま顔死ん

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          【私情】下積む

          もう、空を描くのも、月に触ろうとするのも 宇宙に飛び立とうとするのも、 海に生きようとするのも、 全部やめた! 本当に必要なものだけ残していく 本当にやりたいこと、やりたい表現のために 走り続けることに意味がある 休めない帰れない寝れない、全部どうでもいい 思い出なんか作らせない 鏡の中の自分が死んでいるように見える? 好きな音楽も聴けなくなって お酒もアホみたいに飲めなくなって 100円の菓子パンと500円のタバコと90円の缶コーヒーで ここまで小さくなってしまった?

          【私情】下積む

          期待

          名前も知らない聞き慣れた虫の鳴き声 君の寝息に自然と合う呼吸が この涼しい秋風に変わって また離れられなくなる 脈拍で伝わる妄想にしかならない感情音 必ずしも楽しいことだけじゃない この時間もずっと続くわけじゃない でも いつかきっとまた同じ速度で呼吸して 伝わる温度と鼓動で胸を叩き 地球がスローで回るような 呟きが一瞬で耳に届くような そんな時間がいつかくると そう期待するだけで胸がいっぱいになり 心臓の音に過敏になり この音が消えてしまわないように 秋風に吹かれても灯

          君は夜に包まって

          ここまできたのに 全てをぶち壊したくなってしまう欲望が なぜかある 食欲よりも性欲よりも強い、睡眠欲より少し強い 欲望がある 全部どうでも良くなって クソみたいな言葉しか湧き出てこないし、 美味しいものも食べれてないし、自由もない 考えつくもの全てが自分の足を引っ張る錘になり 考えても考えても、正しい正解は出てこないのに なのにどうしてか、 あなただけは唯一光る 匂いも形も肩幅も、 全部が僕を閉じ込めるための檻で、 目も瞼も虹彩も、 全てが僕を吸い込むための罠で、 また触

          君は夜に包まって

          どうにかしたい思いや感情があるとき ぶつけるか、吐き捨てるか、 どうするかの選択肢がいくつかあって 僕はよく、ぶつけてしまうんだけど ぶちまけてしまうが、正しいかな、 どっちかというと、ひとりよがりの自慰行為に近い、 相手のことなんて考えられないくせに 相手に自分のことを考えて欲しいと主張する、 赤ん坊みたいな表現 今間違えたら、結構ダメなのに 間違えそうになる 必ずしも正解を選べる人生ではないけど 今は正解と思ってしまうことがある それって後から見たら間違いに見える 全

          味方

          なりたい自分があって それに向かって全力で走るんだけど 風に煽られて消えそうなロウソクの火を守りたいから いつものようにうまく走れない 立ち止まってロウソクの残りを確認して ホッとしてると どこに向かってるか、ド忘れしてしまう 地元に帰る理由も少なくなっていったり 会える友達も減っていったり 好きだった人が子供を産んだり 毎週楽しみにしていた漫画の連載が終わったり 時代は変わっていって 周りは綺麗に終わっていくのに 自分だけが終わりに迎えてない 四方八方に道があるせいで

          酔いしれる

          毎年行っている、夏祭りに 今年は行けなかった 寝癖を必死に抑えながら 季節外れの涼しさに後ろ髪を引かれ 今日も都会に出る 左足が少し痺れてる 雰囲気だけが美しい世界の暗い隅っこを探して ベストフィットする体勢を探して そこにハマることで 自分の未熟さと甘ったる考えを棚に上げ 人とは違うとたかを括る クソみたいにありふれた センター分けの髪型野郎たちと 押し合い圧し合い電車に乗り、 不満と心配の混じり合った獣のような匂いに 鼻をつつかれ、 今後の生活について考える コツコ

          酔いしれる

          このままでいいを抱えていく

          今の気持ち、わかるはずがない どんなに言葉にしても、少し外れる 言葉と気持ちの間にたくさんのプロセスがあり そのひとつ一つを経るたびに、 小さな歪みが大きくなっていく 最初は小さかったささくれも 無用にいじって、大量に出血して、 あれだけ小さな綻びでも 最後はバッドエンドになるんだね 半音下がった救急車の音が やけに気持ち悪く 胸が苦しくなる きっとこういう人生を繰り返していくんだろう 何度か生まれ変わって、 何度も別の毎日を 何回生きても 何人愛しても こんな自分は変

          このままでいいを抱えていく

          書き殴る

          言葉を失うほど幼稚な感情に嫌気がさす 階段を降りる靴の音 伸び切った前髪に秋の風が絡みつく またこの気持ちに、名前をつけなければいけなくなる 夜風が涼しくなり、 風の匂いに酔っぱらい、 好きだったあの子を思い出し、 言葉に合わせて足を進める 気持ち的には5cm切った前髪 救えないニコチン中毒 一時の感情で人生を決めてしまう癖 衝動的な言葉選びに あとでまた後悔すんのにね 何万回間違えたとしても、変わらない それが自分らしさ 守るために間違えてる また同じ分帰路に立ち、

          あなた

          心について考えると あなたの顔が思い浮かぶ なぜかいつも笑っていて、何が楽しいんだと嫌になる でもその笑顔が必ず、脇腹をくすぐり、 ちょっと我慢して、耐えてみるけど 必ず最後は幸せをたこ口から吹いてしまう あなたについて考えると 心の形がよくわかる ざらざらしていて撫でると痛かったり、 中で何かが動いてるみたいに、 トゲトゲの形をしていたり、 小刻みに震えながら手の隙間に入り込んできたり、 いろんな形に変わる このままではどうにかなってしまいそうなのに どうなるかを表現が

          【私情】色のない心

          帰りの電車で言葉を書くのが、日課になっている 千代田線の終電車に向かう地下道 終末のような静けさと白々しさ 爆音の耳栓に頼らないと いろんな言葉が聞こえてきそうで 大きな声を出したくなる 時について歌う歌も、時間と共に廃れていき 愛について歌う歌に、愛想を尽かされ、 毎日を表現するための心の活動が 少しずつbpmを落としていき、 ああこうして人は死ぬんだと 手に取るようにわかる 人は容易く心と口にする まるでそれが手のひらにあるかのように 本当はそこにはないよ いつもよ

          【私情】色のない心

          まっさら

          考えていると、たまに頭の中が白くなる そこに文字が浮かぶけど 誤字脱字がひどくて、推理が始まる たまにひどい言葉だったり、子供が書いたような 落書きにも似たフォントの文字だったりする でも、必ずそれは、いつか読める 心の奥には 自分の辞書があって、どれも理解した言葉だし 使い所を選ぶくらいには、使いこなしてる言葉 でも、あるひとつをその辞書で引こうとすると 虫食いになってるページが出てきて 読むのをやめてしまう ただひとつ、わからない言葉がある 厳密には、わかっていた

          【私情】心配事を、夢に見る

          年に一度 気持ちが悪い意味で前のめりになる その浮き沈みが、 自分という暴れ馬の愛らしいところでもある それは、祖父が死んでからと父が死んでからの 自分の番が迫っている感じから きているのかもしれない でも、全部父のせいにはできない 言っても、昔から浮き沈みは激しい その星の下に生まれたのを恨んだりすると同時に らしさだと飲み込む勇気もあったりして だからって全部正解に思えないこともある どうにでもなれと全部投げやりになりながら 人を傷つけ、人に心配をかけ、 わがままで自

          【私情】心配事を、夢に見る