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いつかの肴
2019年12月1日 06:01
新しい本を探すにあたって、惹かれる部分が多すぎる一冊だった。装丁からは、少し硬い印象を与えられた。岩波文庫おなじみの装丁だ。しかし、本来出版社名「岩波文庫」が書いてあるはずの場所には「岩波文庫的」と書いてある。まんまと気になって手に取ってしまった。後から調べたところ、本来岩波文庫は長い年月の評価に耐えた古典を中心に出版しているため、刊行後わずか二年の今作は老舗出版社としても異例のパロディ「岩波