
「自分が何者か」知っておくこと。
最近「見えない声」がよく聞こえてくるなぁと思う。
仕事のアカウントでSNSをやっているが、仕事内容の関係ある投稿はもちろんのこと、子育てについての投稿が結構流れてくる(構造上、仕方のないことだが)
SNS上では、誰が正しいとか、このやり方がえらい、これはダメだとか、価値観が溢れまくって結構カオスだ。
その人たちのバックボーンも知らないし、どんな性格かも知らない。だけどそんな言葉がブルーライトに照らされて、くっきりと頭の中に刻まれてしまうことがある。
特に子育て。保育園より幼稚園が良いとか、食事はどうとか、3歳までは母親の下で過ごしたほうがいいとか。
いろんな意見があっていいのだけど、声高に叫ばれるのは結構こわい。
**
SNS上の言葉に一喜一憂されないためには「自分が何者なのか」をわかっていることが大切だと思う。
「自分が何者かわかっている」ということは、自分が「何を求めているのか」がわかっている、ということだ。
どのように仕事と向き合っていきたいのか、どのように家族と過ごしていきたいのか、息子に愛情を注ぎたいのか、そして、どんな自分でいたいのか。
それをきちんとわかっていれば、SNS上で強い言葉が出てきても、自分を否定されるような言葉が目に入っても、うまく距離を取れるはず。
**
突然だが、私は結構長い間、自己肯定感が低かった。
その理由としては、小さい頃に母と過ごした時間が短かった、ということもひとつかもしれない。
母は現在美容院を経営しているが、私たち姉妹が小さい時は勤めに出ていたのでとても忙しい生活を送っていた。
私と妹は保育園から帰ると祖母と祖父の家にお邪魔して、晩御飯を食べお風呂に入り、母が迎えに来るのは夜の20時ごろだった。
みんながパパやママと一緒に過ごせる日曜日には当然母がいなくて、家族で4人でゆっくり過ごせる時間と言えば年に2回の旅行の時だけ。
今となって思えば、母はものすごく必死に私たちを育ててくれたんだと思うのだが、やっぱり私にとってはすごく寂しかったのだ。
寂しいと、常に心のどこかに不安感がある(妹も同じ思いだった、と彼女から聞いた)。
だから私は、自分の仕事ももちろん大事なのだが、小さいうちに息子とたくさん一緒に過ごして、愛されると言うことに何の不安も持たないでほしい、と思っている。
**
現在は頼れる人が周囲に全くいない状態で、土日もワンオペである。なので、どうしても外食が多くなってしまったり、掃除が行き届いていなかったり、完璧主義な自分としては辛い状態が続く時もあるのは正直なところだ。
それはそれとして、価値観や求めているものも含めて「自分が何者か」わかっていられたら、それが精神の安定にもつながって息子や夫の為にもなるんじゃないかな。
自分が何者なのか、何を求めているのかということは、SNS上ではなく、常に自分自身に問いかけていきたいと思っている。
***
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
こちら、音声配信でもお話ししています。
よろしければお耳を拝借くださいませ。
いいなと思ったら応援しよう!
