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Nice meet you. I live in Tokyo. http://www.…

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Nice meet you. I live in Tokyo. http://www.itoyoshi.net/

最近の記事

老人の時間は早く過ぎる

またnoteに文章を書くのが、だいぶ久々になってしまった ここには人生100年時代と考えると残り20年弱の実チチと義理ハハの二人の80オーバーの一人暮らし老人とどう付き合っていくか、ということを記録として残そうと、ついでに書くことでうさでも晴らそうと始めたのだけど・・・ ここに綴り始めた途端に、あれよあれよと状況は変化した 私に子供はいないけど、ついこの間、ハイハイしていた赤ちゃんが立って歩いて喋ってと、成長が早いのと同じく、老人の時間も早く流れる ここに綴って、スト

    • こりゃだめだと腹をくくる時

      高齢者とのつきあいで、こりゃだめだと腹をくくる時は、急にやってきた。 実チチは、母が急逝し家事を教えていた時。なんども話しても、覚えられない。同じ質問を繰り返す。イライラして「さっきも言ったけど」と刺々しく、説明を繰り返すと「申し訳ない」と背中を丸める。いかんいかんとクールダウンして話す速度を緩め、丁寧に説明する。 しかし、忘れる。また同じことを聞いてきた。 こりゃだめだとその時、腹をくくった。 教えても無駄、どうせ忘れるし、と思わないことにした。 これは果たして何

      • はて、高齢になってボケるのがいいのか、いつまでもハッキリとしているのがいいのか。 83歳の実チチと義理ハハを見ていると、どちらも良かったり悪かったり。ボケてるハハは何もわからず遠い目をして表情がなく感情に乏しく、ハッキリ派のチチは細かいオーダーを周りにして眉間にシワ寄せられてる。

        • まだ1年も経ってないのに

          昨年の母の日の義理ハハのことを綴ったnoteを読み返して、ちょっと哀しくなっていた 義理ハハに花束を贈ったという話で(→81歳にもなると、大抵のものは持ってると言う)、この記事を書いた9ヶ月前には義理ハハはひとりで普通に暮らしていたが、夏から入退院を繰り返し、もう体力も気力も他も落ちてしまい、とてもひとりでは暮らせないまでになってしまった。 歳を重ねると心に感動が少なくなって、感情的な波も若い頃より大きくないから、年月や時間の流れを早く感じるというけど、義理ハハはそれ以上

        老人の時間は早く過ぎる

        • こりゃだめだと腹をくくる時

        • はて、高齢になってボケるのがいいのか、いつまでもハッキリとしているのがいいのか。 83歳の実チチと義理ハハを見ていると、どちらも良かったり悪かったり。ボケてるハハは何もわからず遠い目をして表情がなく感情に乏しく、ハッキリ派のチチは細かいオーダーを周りにして眉間にシワ寄せられてる。

        • まだ1年も経ってないのに

          義理ハハんち前の植物 ほっぽらかしながらも、キレイに開花 高齢者専用住宅の前だから 枯れるなよーと飛ばした私の念が効いたとみた🕊

          義理ハハんち前の植物 ほっぽらかしながらも、キレイに開花 高齢者専用住宅の前だから 枯れるなよーと飛ばした私の念が効いたとみた🕊

          noteを休んでいました

          お気楽なことばかりを書いてきたblogにも、ちょっとしたことをたまにつぶやくtwitterにも、記録や仕事の参考で習慣化しているinstagramにも、どこにもハマらないけど書き置きたいと思ったことを残す場所としてこのnoteを選んだのに。 しかし、ここのところずっと休んでいた。 ここに残すのは、高齢の実チチのこと、高齢の義理ハハのこと。 近くにいて世話していると、正直ストレスがたまるけど、案外、発見も多い。新しい親と子、姑と嫁の関係性が日々、スクラップアンドビルド。普

          noteを休んでいました

          クーーーラーーー

          82歳になった義理ハハ。隣に住んでいるのでちょいちょい雑用で電話をよこす。 「テレビがつかなくなった」・・・リモコンの電池がきれていたり、コンセントがぬけていたり、なにもなくてただただ見に行くとついたり。ごくごくたまに不具合もあったけど。 「文字を読んで欲しい」・・・文字を読むのも書くのも好きじゃない義理ハハ。まわってきた趣味サークルの文書を音読するために人を呼んだ。これは1度だけやって、次からは頼まれてもやりませんと断った。 「文字を書いて欲しい」・・・書くのは字が汚

          クーーーラーーー

          父への生存確認コールをしばらく休むことにした。毎日の電話は面倒だし、たまに忘れて大変だったこともあったけど、ずっと仲のよくない家族だったから、日常のどうでもいいことを話せるのは嫌いじゃなかった。だけど休むことに。心配する立場だけど、私が心配してもらわないといけなくなってしまった。

          父への生存確認コールをしばらく休むことにした。毎日の電話は面倒だし、たまに忘れて大変だったこともあったけど、ずっと仲のよくない家族だったから、日常のどうでもいいことを話せるのは嫌いじゃなかった。だけど休むことに。心配する立場だけど、私が心配してもらわないといけなくなってしまった。

          「コロナの影響で」っていう言い訳が今、一番便利かもしれない。 「今のご時世」もあわせて、私は使わないようにしなくちゃと思う。

          「コロナの影響で」っていう言い訳が今、一番便利かもしれない。 「今のご時世」もあわせて、私は使わないようにしなくちゃと思う。

          波が押し寄せては引くように

          82歳ひとり暮らしの実チチ。先日は通院日だったので、病院で待ち合わせ9時15分にロビーと約束した。 いつも通院の時は同じ時間に待ち合わせをしているのだが、車で行ったため事故渋滞にハマり10分ほど遅れてしまった。私がいない時は、先にレントゲンを受けることになっているのでレントゲン室のところで待ち合わせにしていた。 レントゲン室の前に行ったが、本人はいない。レントゲンを受けてる最中なのかなと思って待っていたけど、後から来た方がレントゲンが終わって出てきてしまった。 その次に

          波が押し寄せては引くように

          バターにまつわるエトセトラ

          82歳一人暮らしの実チチ。面倒くさくなくて美味しいからと朝ごはんはトースト派だ。トースターに入れればすぐに焼けるし、鍋いらず。お皿も1枚で済むからだそうだ。母が亡くなる前はごはんに味噌汁、梅干しに納豆、ぬか漬けだったらしく、一人暮らしになった当初は、手順を娘の私に習い、食べていた。しかし、この歳になるまでなにも家事をしてこなかったので、味噌汁が冷めてしまっただの、ごはんを用意していなかっだの、すべてがそろってできたてで食卓に並んでいたのは、すごいことだったんだなと実感したそう

          バターにまつわるエトセトラ

          兄の定期便

          82歳独居老人の実チチの面倒をちょっとばかり見ている私には、兄がいる。面倒をみてるのがその兄ではなく私になっている事情は前回のnoteに書いたのですが(→愛憎という名の深い溝)、兄はまるっきり面倒を見ていないと言う訳ではない。でもそう言うものの、じゃあ面倒見ているかと言うと、はっきり言って見てないに等しい。 ただ、私は今はそれでいいと思っているフシがあり、深いところの本音だと、お前、長男だろうがとか、父母どちらか一人になったら面倒見ます、当たり前です!と夫婦で言ってやがった

          兄の定期便

          愛憎という名の深い溝

          82歳一人暮らしの実チチ。ちょいちょい面倒を見て毎日生存確認コールをしている娘の私には、兄がいる。そう父には息子がいる。 父と兄は仲が決して良くない。昨年12月に亡くなった母が、間に入っていたものの、彼女曰く「もう限界。あの二人の間の深い溝は埋められない」そうで、たまに母に頼まれて間に入ったことのある私も、その深い溝は常々目の当たりにしていた。 溝の名前は愛憎だ。 母の葬儀の後、そもそも嫁に行った私がいつまでも間に入っていることはおかしいし、今までは母のために間に入って

          愛憎という名の深い溝

          ひとついいこと

          1日にひとついいことあるといいね。コロナでなんとなく閉鎖的だし塞ぎがちだから、ちっちゃいことでもいいからひとついいことあるといいなと思って。 82歳一人暮らしの実チチが言ってる。 母に先立たれ、独り身になった途端にこのコロナ禍で、新しい活動もできず、出かけるのも制限され、顔を合わす人といえば、娘の私か介護ヘルパーさん数人とケアマネージャーさんだけだ。 介護認定1でデイサービスに行ったりもしないから、週2回ヘルパーさんが来て洗濯や食事、お風呂の補助をしてくれる。娘の私は月

          ひとついいこと

          ストック王

          82歳一人暮らしの実チチ。母がいた時は生活用品も食料品も買い物は全てを母に任せていたけれど、今は自分でやるしかない。杖をついているので、かさばる荷物や重いものを持って歩けないので、食料品や日用品を日々ちょっとずつ買っている。 コロナ禍で一時トイレットペーパーやティッシュペーパーがスーパーの店頭から消えた時は、どうしていいかわからず戸惑い、毎日そのことばかりを話していた。 母が去ってまだ半年も経たないうちだったので、彼女が買っていたストックもまだあり、大丈夫なんじゃないかと

          ストック王

          82歳父とスーパーで買い物。 以前は身長170cmは越えていたのに、縮んだり骨折したりで今は164cmの私より身長が低くなってしまった。人ってこんなに縮むんだねぇと顔を見合わせて笑った。

          82歳父とスーパーで買い物。 以前は身長170cmは越えていたのに、縮んだり骨折したりで今は164cmの私より身長が低くなってしまった。人ってこんなに縮むんだねぇと顔を見合わせて笑った。