ARR100億円までのSaaS事業計画シミュレーション作ってみた
こんにちは。
パワポでwebサイトが作れるノーコードサービス「Slideflow」を開発している伊藤です。
もうすぐ海外向けにもリリースするんですが、それにあたって頭の整理を兼ねて事業計画を作ってみました。
調整しないといけない点多いんですが、下記からスプレッドシートをコピーできるので参考程度にどうぞ。
下記から自由にコピーして使用できます
左上にある赤枠で括っている5つの指標を変えると、10年分のSaaSの事業計画が完成するようになっています。
ARR100億円までの年数別事業計画が
・5年
・7年
・10年
の3パターン出るようになっています。
ARRが2次関数で成長するように設定しています。
トップはこんな感じでサマリーが出ます。
それぞれの事業計画は、月別で12年分くらい出るようになっています。
参考にしたいサイト
今回は、よくSaaSメトリクスの参考にさせてもらってるBVPの指標を使って作ってみました。
各指標の日本語での解説は、こちらがとても分かりやすいのでオススメです。
それと、BVPではスタートアップの評価基準を分かりやすくするために、「Good」「Better」「Best」という3段階の評価をよく用います。
たとえば、
ARR10億円、100億円を突破した創業年数↓
今回のシミュレーションでは、この年数をベースに3パターン
2020年に重要指標として挙げた6C↓
この指標が非常に参考になるので、今回のシミュレーションでは上記指標をベースにして、「Good」「Better」「Best」それぞれの数値の調整をしています。
5項目の説明
・月額単価
SaaSの平均月額料金を入れてください。
アップセルとか設定とかはまだないです(すいません)。
また、単価に応じて、獲得費用におけるセールスと広告の比率が変わるようになっています。
基準にしているのは下記表です。
・原価
これはシンプルに原価入れるだけです。
通年固定ですいません。
・営業/マーケ比率
社員数における営業人材/広告人材の人数割合です。
社員は
(1)営業人材/広告人材
(2)開発人材
(3)その他人材
で分けており、海外の上場しているSaaSのいくつかの社員構成比率を元にして、
(1)=(2)でザックリ計算しています。
例えば、営業/マーケ比率を40%と設定すると
(1)営業人材/広告人材 40%
(2)開発人材 40%
(3)その他人材 20%
と出るようにしています。
ここも出来るだけインプットする数値シンプルにしたくて、この割合を固定にしました。
・営業/マーケ人件費 & 開発人件費
それぞれの月平均給与を入れると反映されるようになっています。
実際に下記のような数値を適当に入れてみると↓
このような3パターンの推移が出ます。
「Good」「Better」「Best」の調整
それぞれの基準になっている
・CCR(カスタマーチャーンレート)
・LTV/CAC(ユニットエコノミクス)
・ARR100億円までの年数
は一応変えられるようにしているので、ここらへんの数値も適当に変えてみてください。
最後に
この事業計画、一昨日と昨日の夜に計5時間くらいかけて作って、結構満足したんですが、それと同時に福島さんの下記のようなtweetをちょうど見て、身の引き締まる思いでこうしてnoteにぶん投げて作った事業計画捨てることが出来ました。
ホント言うともう少しちゃんと作ろうと思ったんですが、後は趣味程度に空いた時間にセコセコ作っていく予定です。
間違った点などあればお気軽にご連絡ください。
ito@yagocoro.co
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