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読書感想 | 自分とか、ないから。教養としての東洋哲学
正月にのんびりと
「自分とか、ないから。教養としての東洋哲学」
を読みました。
2024年は、…というか、これまでの人生で
・頭の中がうるさくてしんどい
・嫌なことばかり考えてなやむ時間が多い
・自分のことが嫌いかも?
と感じることが多かったので、
自然と手にとっていました。
”何か救いが欲しい”
まさに、東洋哲学に求める姿勢で
手を伸ばしていたのかもしれません。
結論から言うと、
めっっっっっちゃ救われたぁーーーーーーーーーー!
これからは悩むこともなさそうーーーーー!やっほーーー!
と悟ることはできませんでした。
そんな簡単なもんじゃないですよね。悟り。
でも、これから悩んだ時に、
親鸞の言う通りとりあえず信じればいいのかも?
なむあみだぶつ…と唱えてみたり、
そもそも現実はすべてフィクションなんだから
「空」の目で広く捉えようと視点を変えてみたり、
新たな視点を知って、解決法が広がった感覚はありました。
とりわけ、自然と一体化する考え方について
詳しく書かれていました。
一例▼
・恋人と別れた後に見る空調で揺れるカーテン
・居酒屋で自分だけどこのグループにも入れない時に見える鮮明な景色
・卒業式の教室
つまりは、「人との関係性から解き放たれた時に、自然と一体化できるから見える景色がクリアになる」ということ(だと思います)。
ここまで読むと、
意識的に自然を感じることができるのでは?
と思いました。
散歩してる時とかにやってみます。
また、本では、7人の哲学者を紹介してくれています。
私はとくに親鸞が好きでした。
したしみやすいうえに、やさしい。
「仏教はダメ人間でも救われる」と説いた人で、
自分がダメ人間にならないと信憑性がない!
と僧侶なのに結婚までしたそうな。
えー!?びっくり。やさしい。民に寄り添っている。
総評としては、東洋哲学(仏教)の
とっつきづらくて硬いイメージひっくり返してくれる、
やさしい入門編のような本だと思いました。
あと5冊ぐらい東洋哲学の本を読めば
もう少し理解が進みそう。
ちょこちょこ読んでいってみます。