三つ子の魂百まで
洗濯を干すということにも性格がでる
思いきりパンパンして皺を伸ばし
ポケットは乾きやすいように表側に
色はきれいにグラデーションに
ハンガーの間隔は一定に、こぶしひとつ分以上あける
乾きやすいように端に長いものを持ってきてアーチ状にする
そうでないと干されてる姿をみるたびに気持ちがもしゃもしゃする
彼といっしょに住むようになりこんなにも洗濯物を干すのが
下手くそなひといるんだといまだに衝撃をうける
小さいとき砂場で遊ぶにも
靴に砂が入ることが気になって遊べなくなっていたらしいとか
玄関のタイルひとつひとつに
きれいに石を並べてにやにやしている写真だとか
ほんとに三つ子の魂百まで
自分でも難儀な性格だなあと思うけれど
このひとと一生付き合っていかなくちゃならない
少しでも多く機嫌の良い時間を作ってあげられるように