豊かさに投資する意識を持つ
ついに私が5年間愛用していたGoPro(アクションカメラ)が天に召された。
ちょうど5年前、動画でこのカメラの凄さを知り久しぶりに物欲が爆発したのだ。すぐにインターネットで調べて即買いした。まだこのGoProというカメラがそれほどメジャーになる前だったと思う。
私はサーフィンが好きなのだが自分がいちばん生き生きと楽しんでいる姿を切り取ってみたいとこのカメラをボードの先端に取り付けてサーフィンに行くたびに撮影している。
私のInstagram。サーフィンにだけテーマを絞って投稿してるので興味ある方は是非フォローしていただきたい。フォローしてくれたらきっと跳びはねて喜ぶだろう。
このようにSNSには5年前からサーフィンに行くたびにアップロードしているのだが、いちばんの目的は自分のサーフィンの下手くそ加減を自分に思い知らしめるためなのだ。
スケボーにしてもサーフィンにしてもそうなのだが、自分ではできていると思っていてもできていないことが非常に多い。自分が思い描くイメージと現実は全く違うものになっていることが多いものだ。
客観的に現実を知ることによって課題が明確になって次に海に行った時に意識するべきことが浮き彫りになる。
こうやって毎回海でサーフィンした時の反省をGoProのレンズを通した客観的な視点で掘り下げていったおかげで動画を撮り始める前の10年間からは格段に上達することができたのだ(まだまだ初級者の域を出ないが)。。
だからこのGoProが私のサーフィン・ライフに与えた影響は計り知れないものがあるのだ。
そんなGoProがついに天に召された。
これまではどんなに激しい波に洗濯機の中のように巻かれたとしても、調子に乗ってインサイドまでクルージングしてショアブレイクにひっくり返された時も力強く「オレは大丈夫だぜ!」とその屈強さを誇っていた私のGoPro。
その異変が起こったのは昨日サーフィンに行った時のことだ。
いつも撮影時間が2時間くらいでフリーで撮り続けてそのあとは電源が切れたままでサーフィンを楽しんでいるのだが、この日は電源が切れた後何度か不自然に立ち上がり「ピピピ…」と異音を放った。
電源は切れているはずなのに何度か自然に立ち上がり「ピピピ…」と異音を放つのだ。それはまるで眠っているのに何度か体の異変によって瞳孔が開く死を前にした重病人のような状況で海に入りながらも一抹の不安を感じた。
そして家に帰って充電器につなぐと充電ランプが点くことは二度となかったのだ。何度か蘇生を試みて電源を長押ししたり、SDカードを一度抜き差ししてみたりしたが時すでに遅しだったようだ。
改めて思うと頑丈で優秀なカメラだった。
このカメラとともにたくさんの海での思い出ができた。
心からありがとうと伝えようと思う。
そして昨日早速次の相棒をポチッとした。
今の最新機種がHERO8なので一つ型落ちなのだが、私の使っていたHERO4 SESSIONSというのは4世代前の機種の廉価版になる。ということでこのHERO7というのは今持っている機種からすると異次元クラスの機能性となる。
HERO4 SESSIONSも当時3万円少しした。そう考えればかなりGoProも進化しながらもコスパが上昇しているのだと思う。
私は即決したがモノを買う時に必ず自分の中で指標としていることがある。
それは「その買い物は浪費か投資か」ということだ。
GoProが私にくれた経験や感動は何者にも代え難い価値になっている。つまりはこの買い替えは間違いなく投資だ。
Goproのある生活はこれからの私の人生の豊かさを演出してくれるに違いないであろう。
そう考えれば安い買い物と言えるだろう。