「ビジョンと理念」を考える part.3最後
みなさん、こんちには。いつも「スキ」や「フォロー」を本当にありがとうございます。僕は最近 サウナ にはまっておりまして、わざわざ自宅から30分かけて、銭湯に週1~2回入っています。
だいたい90度ぐらいのサウナに10分入って、2分水風呂、10分間 ととのう を行います。この ととのう の時にnoteの内容どうしようかなあ とか考えるのが最高に気持ちいいのでハマりだしたのがきっかけです。お肌にも良いですし!
さて今回は「ビジョンと理念」を考えるの、最終記事。
「理念」を考えていきます。これは本当にアウトプットするのが難しいし、どうしてもありきたりな内容になってしまいそうですが頑張ります。理念を念頭に書き出していってみます!
前回のおさらい
・訪問リハビリの事業所を立ち上げてから2年ちょっと
・マネジメントのマの字も知らずに運営、それでもなんとかなっていた。
・スタッフ数が増えてきて、「ビジョンと理念」の必要性に気付いた
・現状の課題から理念を リハビリという資源をあらゆる手段で駆使し、その「体験」を通した方々が人生観まで「変わる」きっかけを提供する会社を目指す。とした。
理念を考えるときのポイント
Part.1にて、理念とは「現在の使命、組織の存在理由、社是」と表現することと説明しました。
ビジョンを達成するために、社員あるいは、社会にとって必要な内容が必要と考えます。
■ビジョンと相違があってはならない
以前私が働いていた病院では、理念のりの字も知りませんでした。(ネームプレートの裏に書いてあったような?)
こういった経験を踏まえて覚えやすく伝わりやすいことが重要ですよね。
つまり
■覚えやすく伝わりやすい内容 にするべきだと思います。
松下電器の松下幸之助氏は、何かの本で(思い出せない)「理念とはある意味で宗教的なぐらいの内容が必要だ」と述べられていました。これを見たときに本当にこの方は表現の仕方というか、行動を文脈に落とし込むのが上手な方だと思いましたし、非常に腑に落ちかつ、魅力的な内容だと思いました。
僕なりの解釈で、
■内容によっては少し常識を逸脱した内容でもいいから、魅力的で、共感できる理念にしたほうがいい と捉えます。
以上の3点をポイントとして押さえて、理念を考えてみます。
いたしんの理念はこれだ
1.【感恩戴得】小さなことへの感謝を忘れずに、「ワケ」を持ったお客様に誠実かつ一番の理解者となり行動せよ
これは少し「嫌われる勇気」からも影響を受けています。
前提としての話ですが、経営がある程度安定してくると些細なことでは人間は満足できなくなってきます。例えば、初めて顧客がついた時の喜びと、安定してから顧客がついた時は明らかに差が異なりますよね。要は現状の環境に慣れてしまうということです。
もう一つたとえ話をすると、今この記事を読んでいる貴方は、両親に日ごろから感謝しているでしょうか?
ほとんどの人は、いや、感謝はしてるけど・・みたいな反応になりますよね?w
でもその両親が突然交通事故に合ってしまい、意識不明となりました。そこでなんとか一命を取り留めた、となると話が変わってきますよね?貴方は、なんとか生きていてくれてよかった と思うはずです。文字通り生きていることに感謝するんです。
つまり、究極的には存在しているだけで感謝をするべきだ という考え方が必要だと、嫌われる勇気 アドラー心理学では言っています。
これが小さなことに感謝を忘れず の意です。
次に、「リハビリ」の依頼をしていただけているお客様は、身体的な不自由さにより生活に困難をきたしていたり、または認知症の家族の方がどうしたらいいかわからないといったことをここでは「ワケ」と定義します。
こういったワケありのお客様に対して解決できる専門職は、お客様を取り囲むコメディカルチーム(医師、看護師、ケアマネージャー、リハビリ技師、家族など)なんですが、現実的に身近で手を差し出せるのはケアマネージャーさんです。
ただPart.1でも述べた通りケアマネージャーさんは、現場で起きている事象に対しての専門家ではなく、事象に対してどの専門家に依頼をするかを組み立てる専門家なんです。
そのため、先ほど定義した「ワケ」に対して直接的に関わるのは、リハビリ技師、弊社のスタッフと考えました。
弊社のスタッフが理解者とならなかったら、身近な専門職では対応できる方はいないとおもって行動すべきだと考えてほしいと考えます。
社員全員が、お客様が「居る」という状況に感謝を忘れないように周囲と接し、「ワケ」をもったお客様に誠実に対応してほしい ということになります。これが「ワケ」を持ったお客様に誠実かつ一番の理解者となり行動せよ の意です。
2.【言行一致】と【首尾一貫】に徹底して行動せよ
言行一致:口で言ったことと、実際に行うことが食い違わないこと。
首尾一貫:初めから終わりまで、態度や方針が、ずっと同じで変わらないこと。意見や主張などをひとすじに貫いて、矛盾がないこと。
UNIQLO「経営者のためのノート」著:柳井正 氏から影響を受けています。第3章 チームを作る力 の内容には、どうやって「強い」チームを作るか?が非常に分かりやすく実体験を含めて書き記されています。
経営はチームで行うものであり、一人がいくら有能でも、一人でできることは、本当に大した成果は残せない。店頭に並ぶ数々の商品を一人で企画して、デザインして、縫製して、梱包して、同時に世界中の工場を開拓してパートナー関係を結べるか?やはり経営はチームでやるものだと述べられています。
また、「強い」チームは信頼こそ全てだと述べられています。そしてその信頼を強固にするものは、言行一致で首尾一貫した人間であるかどうかということ。
人数が多い会社では、それぞれ、部長、課長、主任、班長といった役職があります。ただその役職についた方への信頼はどうやって生まれるかというと、その人のモノの考え方、仕事に対する信念がぶれないといった一貫性、そして言ったことは必ず行動(成功か失敗かは別)、やり遂げるという言行一致性ではないでしょうか?
もちろん、誰からも信頼されるなんてことは難しいと思いますが、信頼しあっている母数が大きければ大きいほど、そのチームは「強い」と客観的に考えて思いました。
あと単純にそんな会社で働いてみたい、作ってみたいとも思いました。
弊社内の人間関係と弊社外との人間関係のどちらにも、信頼されるような社員になってほしいと思いこの理念を2つめに決めました。
3.諸行無常 楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行せよ
これは「心を高める、経営を延ばす」著:稲盛和夫氏 から影響を受けています。
僕は「安定」という言葉があまり好きではないです。心の奥では安定を実は求めているのかもしれませんが、やはり安定してしまうことがこわいなと思ってしまいます。(20代のころの座右の銘は、落ち着かないこと でしたw)
経営も実は同じではないかと考えます。リスクを負わずに安定志向で運営することは、時代の流れに飲み込まれるからと考えるからです。時代と表現しましたが、正しくはお客様の変化する志向に取り残される と思うのです。
それは、お客様は厳しいからです。
いつまでも変わり映えのしないサービスや、マンネリ化したリハビリプログラムでは、お客様は満足されることはいつかなくなるからです。
そのためいつでも安定志向で居たら、経営はうまくいかなくなると思います。
安定志向にならないための考え方として、僕は稲盛氏の「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行せよ」が、リスクのある行動を起こすときの後押しとなる言葉だなと思いました。
何としてもやり遂げたいという夢と希望をもって、長楽観的に目標設定することが、新しいことに取り組むにあたり、最も大切だ とのことです。
ただ、成功したいなら計画は悲観的に(どのくらい難しいのかを慎重に)、実行段階では必ず楽観的に!(悲観的に取り組んでいたら成功への果敢な行動はとれるはずもない)の精神が重要。
以上のことから、世の中は常に変化していくのが当たり前だから、安定志向でいたら会社は取り残される。そのためには、楽観的に新しいことにチャレンジし、慎重に計画して、実行できる会社にしたいと思い、3つ目としました。
まとめ
いたしんの考えた理念は
1.【感恩戴得】小さなことへの感謝こそ忘れずに、「ワケ」を持ったお客様に誠実かつ一番の理解者となり行動せよ
2.【言行一致】と【首尾一貫】に徹底して行動せよ
3.【諸行無常】 楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行せよ
そしてビジョンが
リハビリという資源をあらゆる手段で駆使し、その「体験」を通した方々が人生観まで「変わる」きっかけを提供する会社を目指す
でした。
理念に関しては、存在理由、または宗教的ほどの言語表出がちょっとできていないかなと客観的に思いますが、ビジョンにはうまくマッチできているかなと思います。
おそらく理念の方はまた追記して、あと2つくらいは必要かなと思っておりますが、noteでは一旦これにて「ビジョンと理念」は終了させていただこうと思います。
ご拝読ありがとうございました。
次回からは少し緩めの内容でさらっと書きたいですw
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