地味に進んでいく
派手なことはもう自分には必要がないとわかる。実感する。
こんな世の中では、大事なことはちゃんと伝えるべきときに、伝えるべき人が伝え流べきことを伝えてくれる。いま生きているのはそんな時代です。
だから本当に大事なことをしよう。
信じて胸を張れることをしていこう。
そうすると自分の行動に嘘がなくなって、自分の気持ちが晴れやかになって、言動が一致してきて、行動が明快になって、表情が明るくなって、気持ちも朗らかになってきて、行いが人をついつい嬉しくさせてしまう。
自分が楽しいだけ、探究したいだけで動いているのに、ついつい人が嬉しくなってしまうようなことをしていると、笑顔で過ごしているのに、周りの人も笑顔になってくれて、集まっている人たちが嬉しそうに過ごしている時間が多くなっていく。すると空気はそんな陽気さを帯びていくようになる。
陽気さを帯びた空気というのは、不思議と人を集めていく。嬉しい気持ちが嬉しい気持ちになりたい人を呼び込み、その空気に巻き込んでいく。陽気さは伝播し、陽気になりたかった人たちを自然と陽気にしていくことになる。
真ん中のほうでなんとなく楽しく過ごして、笑って過ごして、やりたいことに没頭しているだけで良い。嬉しい気持ちが嬉しい気持ちを集めてくれる。嬉しくなった人たちが嬉しくなろうとする人たちを集めてくれる。
派手とか地味とかはもはや問題外。考える必要もなく、地味にやっていても、派手にやっていても、進むべきことは進む。
けれど地味なら地味な方がいいと思う。変な目立ち方で、本当の意味を誤解して余計な期待を持って、勝手に落胆していくくらいなら、意味がわかるまでは近づかないでくれてもいいと思う。素直な心で受け取れる頃に、正しく言動が伝わる頃に、良い形で出会えるといいですねと願うばかり。
ご機嫌よくやっていこう。ご機嫌よくやっていくだけです。
歯を食いしばって我慢して、いつか来るかもしれない未来の幸せを願って、今の苦しみを耐えるのはもう飽きたでしょう。
そんなことを素直に「それでいいかも」と思える人をただ増やしていく。
ただそんな風に生きるだけ生きて、いい頃に爽やかに死ぬのがいい。
もしかしたら豆電球のような明るさかもしれないけれど、きっと世界を少しは明るく照らしているよ。