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228☆トスカーナで食べて美味しかったもの

ぼんじょーるの!
日向はむちゃくちゃ暑いけど日陰にいる分にはとても涼しい日曜の朝です。
タンクトップだったけど肌寒いので半そでカーディガンを羽織りました。

イタリアではついに暑さが去って、先週半ば以降、最高気温が30度のなることもありません。
今週の予報を見てみたら……

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すっかり夏は終わったようです。
最低気温が20度以下なので、夜のお出かけは長袖か羽織りものが必要ですね。
火曜で8月も終わりますしねぇ。

先週半ばにトスカーナに行ったのですけど、今日はその時のランチを紹介します。

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オリーブ畑を見渡せる眺めの良いテラスのあるトラットリアへ行きました。
Valdichianaヴァルディキアーナというエリアです。
Val di Chianaでまさにキアニーナ牛の産地!

4人で行ったのですけどどんなふうにオーダーしようか、メニューを見ながら話し合うのも楽しい時間です。
と言うのも、イタリア料理の世界では日本のようにあとから追加でオーダーする、ということはマレなんですよね。
メニューは最初に組み立てるもの、何を食べるか最後のお皿までまず決めて、それに合わせてワインを選ぶ、と言う感じです。

この日は地元っぽいものを食べたい!ということで、まずオススメされたこちらをいただきました。

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Aglioneアッリョーネというこの地域特有な大きいニンニクを使ったトマトソースのピチです。

すごい!アッリョーネの公式サイトがありました。

イタリアではニンニクはあくまでも隠し味の風味付け的な存在なので、たとえばトマトソースを作るときも、オリーブオイルにニンニクの香りを移したら取り出して捨ててしまうことが多いです。
それなのにこのソースには、角切りニンニクがゴロゴロ入っていて驚きました。

でも、匂いも味もとても穏やかで、食感も柔らかくてすごく美味しかったです。

ピチは、中部イタリアでよく食べられるまるでウドンのようなパスタのこと。
材料も、小麦粉、塩、水なので、ウドンだし(笑。

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お友だちがオーダーしたラグーのカザレッチョも味見。
キアニーナ牛の原産地だけあって、ラグーも激ウマ。
割とさっぱりとした味わいに仕上がってました。

カザレッチョはご覧の通り、マカロニをタテ半分に切ったショートパスタのことです。
どんなソースとも相性が良く、食感も独特で美味しいですよ。

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私はわりと素直なタイプなので、この日は地元のモノをシンプルにいただくメニュー構成にしました。
というわけで、セコンドはタリアータです。

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グリーンペッパーとローズマリーのタリアータに地元のオリーブオイルをたっぷりかけて。
お肉は柔らかいのだけど、赤身なので口の中でとろけると言うより、噛めば噛むほど肉汁があふれ出る感じ。
ブラッチャーノ辺りのスーパーで買うお肉とはぜんぜん違います。

これがまた赤ワインと最高に合う!!!!
この日のワインはお店のハウスワインだったのですけど、これがもうマジでレベル高くて驚きました。
聞きそびれたけど、香りの良い辛口だったのでサンジョヴェーゼ100%、またはシラーとブレンドしてあったかも。

おぉ!こちらも地元の協同組合のサイトがありました。

サンジョヴェーゼを50%以上使うこと、
混ぜるならカベルネ、メルロー、シラーを単品またはミックスで50%未満まで
その他のトスカーナ原産品種なら15%未満まで、
というのがヴァルディキアーナの赤ワインのお約束だそうです。

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お友だちが頼んだ豚ヒレのポルチーニソース、カリカリベーコン添え。
これも味見したけどものすごく美味しかったです。
そういえば、今季はじめてのポルチーニでした……秋ですねぇ。

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デザートはクレマカタラーナ
私はこれがものすごく好きなので、あればデザートは絶対にコレ。

でも、ここはトスカーナなので……

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カントゥッチーニにビンサントもいただく(笑。

カントゥッチーニはビスコッティのことです。
まずナマコ型に成型したクッキー生地を生焼きぐらいに1回焼きます。
それを1センチぐらいに切って、もう1度焼きますけど、そこからBiscottiビスコッティと呼ばれるようになりました。
ビスで2回、コッティで焼く、ですね。

今では2回焼かなくても、硬めに焼いたクッキーなら何でもビスコッティと呼びます。
でも、厳密に言うと上の写真のようなものがホントのビスコッティです。

ビンサントは甘いデザートワインでこの辺りでは昔から作られているもの。
硬いビスコッティをこれに浸しながら食べるのが伝統的な食べ方なんですね。

さて、気持ちの良い日曜日、のんびり洗濯して料理して過ごしたいと思います!




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