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87☆暖房利用ルールが法律で決められているイタリア

ぼんじょーるの!
曇りで肌寒い土曜の朝です。
室温18度なのでそりゃあ薄手のセーター1枚じゃ寒い。
でも、ラツィオ州ローマ県は、たしか3月31日までしか暖房を使っちゃダメじゃなかったっけ?
うろ覚え(汗。

ちゃんと調べてみました。

地域によって異なる暖房期間

イタリアでは、暖房を使っても良い時期というのが法律で決められています。

イタリア全土が北から南まで、A~Fにゾーン分けされていて、各ゾーンによって、使用期間、時間、設定温度が細かく定められているのです。
北は寒いから使って良い時間が長く、南へ行くほど短くなっていきます。

ちなみにシチリアなどもっとも暖かいAゾーンは12月1日~3月15日、ミラノやトリノなど寒いEゾーンは10月15日~4月15日
よほど寒い地域なのか、Fゾーンは制限なしで使ってOK……寒さで凍死しちゃうレベルなのでしょうね(笑。

大ざっぱなイタリア人がこれを守るとは思えないけど、でも、基本、エネルギー代が高いので、みんな守っているはず。
守ってないと、抜き打ちチェックでばれたら罰金らしいですよ!

国全体でエネルギー使用量をコントロールしようという政策なんだそうです。

昔は大型住宅だとボイラー室1か所で全100戸の暖房を一括管理、とかだったので、その名残りでしょうね。
今は各戸でコントロールできるようになってるところがほとんどと思います。

というわけでそれなら好きなように使ってもいい、なんて法解釈してる人もいます。

わりと細かい暖房ルール

この暖房ルールは毎年微調整されてるみたいで、たとえばこの冬、ジェノヴァでは寒の訪れが早かったらしい。
ローマ同様、例年なら11月1日からのところ、10月14日解禁になってました。

ブラッチャーノのあるラツィオ州はDゾーンで、11月1日~4月15日まで使用可能でした!
まだ暖房使って良かったんだ(汗。

でもって、使って良い期間だけでなく、1日12時間までしか使っちゃいけなくて、室温設定は20度以下、もしどうしても寒いなら22度まで、とか細かいルールがあるんです!
必然的に24時間つけっぱなしはNG、暖房を止める時間が出てきます。

周りを見ているとたいていこんな感じで使っている模様。

朝6~8時の2時間
昼13~15時の2時間
夕方17~22時の5時間

これで9時間なので、もっと寒くなったら1時間ずつ足して12時間です。

さて、今日から曇り、明日明後日は雨の予報で寒そうなので暖房入れようっと。
ちなみに上の写真はうちの廊下なんですけど、左壁についてる白いのが暖房です。
では皆さま、良い週末を。Buon weekendぼぉん・うぃーくえんど!

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