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今年の目標

 今年の目標はと、新年と言えばあっちこっちから聞いてくる者共よ。
 聞け! お前たちにペラペラしゃべるほどの安い目標なぞ端から存在しない。目標は何かとありがたい物に宣言する他は内に秘めたるものだろう。そうだろう。
 
 そう思いながらも、せっかく備忘録書いているし、あんまり目に入るツールでもないので、さらっとここに書いておく。
 
 まずは本だ。おそろしいよ、何冊溜まるのだ。
 メルカリで出品する。三日坊主もいいところである。包装の手間とか考えているうちに下書きまで戻してしまった十数冊。
「カズオイシグロなんて私読みたいです」と言い、それ以降連絡を寄越してこない後輩よ。あれは社交辞令だったのか、そうなのか。
 本を減らす。これが第一。

 第二はスケートリンク以上に滑る口をどうにかする。ここはどれくらいにすれば、いいのか。まずは箸でつかむ山芋くらいの滑りを期待しよう。何事も目標設定が高いとメルカリの様になる。
 特に年末、言わなくてもいいことをうっかり口から滑り、学生時代にそのまた滑らせた口の事をチクチクを怒られてしまった。二重滑りもいいところだ。
 まず、口を滑らせていいか考えよう。まぁ考えた末に口を滑らせているので、これはどうしようもない。

 ツルツル滑る私に昔、「滑ってもいいけど、違うコミュニティで滑りなさい」と言ってくれた先生、あなたの幸せを神社から取って来た石に祈りを込めます。その石は返したけど、元気かな。あいつ。踏まれてないといいけど。

 今年もよろしくお願いします。