isono/record/20211201/実家からの電話
・久しぶりに実家から電話。この年になると、訃報の確率も相応にあるため電話に出るときに胸が締め付けられる。内容は大叔父、大叔母の介護について。何だかんだ、母はすごい。認知症の人間と向き合うのは心がかなりきつい。急な電話はやめて欲しいが、できることは少しでも手伝いたい。
・長電話で介護の愚痴を聞きつつ、夜の砂浜を散歩。潮が引いた後の砂浜は残った水で砂浜が鏡のようになって綺麗だ。濡れて引き締まっているので歩きやすい。水際をネズミのような生き物が走っていると思って、観てみたら、小さな鳥だった。水際を凄いスピードで歩いていた。なんていう鳥だろう。
・仕事。関わってる案件、重要な協議が頼みに頼み切ったおかげで何とかオンスケジュールで進みそう。チームメンバーに感謝。みんな若いのに優秀。自分はチームでカバーしあいながらプロジェクトが推進している感覚が好きだ。自分ができないことがあることもある種嬉しい。
・プロマネをしている後輩に、心配事の9割は起こらない、という名言を教えてもらった。
・上司と面談。今期の評価は最高評価だった。賞与も結構もらえるので、なんだかんだ、大学生の頃に何となく思っていた給料の大台を超えてしまった。特に成果を目指していたわけではないが、好きなことをやっていたら、それが偶然もあって事業として立ち上がって単年度で成果も出て待遇につながった。そこまで客観的に考えてはいなかったが、今は恐らくサラリーマンとしては最高レベルに恵まれた境遇にあるのだろう。裁量、待遇、環境、もちろん愚痴を言い出したら切りはないが。人生の学びとしては、欲しいものは道中にある、感情や目的などそれ自体をコントロールしようとしてもうまく行かない、といったことをふと思った。
・本当に貴重なものは自分の中にある、消えない情熱のようなものなのだと思う。給料も会社でのキャリアでもそれ自体に囚われると、人としての魅力というか、芯のようなものがぶれてしまうように思う。手にしたものに囚われない、情熱を曇らせるものであれば捨てられる位の心持ちでいたい。本来無一物、学生の頃の、お金もキャリアも知識も経験も何もなかったけど漠然とした思いと希望だけがあったころの心持ちを忘れたくない。Happyness is like monday morning. いつも新しい何かが始まる予感を持っていたい。
・プロジェクトもひと段落して、急な案件もないので、少し長めに休みをとって、インプットも仕事関連は控えめにして、一旦空っぽになりたい。空っぽになった時に残っているものを意識して、またそれを中心に今後の取り組み方を考えていきたい。
・何か学びたい、というのもある。仕事で少し関わっていて、芸術的な意味でも興味があるのが、3Dでの空間づくりだ。部屋でも都市でも箱庭でも、何か自分で作ってみたいと思う。