子どもの生き抜く力を信じると決めた、小6の冬。今年の断捨離は、「ガミガミ」!
おはようございます。湯です。
我が家の小6の一人息子は週一1コマ、校内で実施してくれる特別支援学級へ通っています。小学4年生の終わりから通っているので、もうすぐ2年が経ちます。
前置き
日本の小中学校の通常学級には、程度の差は様々にせよ、特別な支援を必要とする児童、生徒が8,8%在籍していると言われています。1クラス30名だとすると、2~3名くらいの子どもが支援を必要としている計算になります。
しかし実際には、受け入れ態勢不足や、保護者の理解を得られずに適切なサポートが受けられなくて、将来的にもっと苦労することになる状況も生まれているようです。
決断
私も、子ども通わせるかどうかについては大変悩みました。周囲の親類、知人にも相談したのですが、前向きな意見はまずもらえず、やめようかと考えていたときに、市の子育て支援センターの、それこそ子どもがハイハイの頃から通っていたのですが、そこの話を聞いてもらっていた相談員の方が強く背中を押してくださり、私の考えからも通わせる選択をしました。
結論としては、通わせて本当に良かったです。
これは、私の人生で、迷ったけど決断して良かったことの一つになります。
私が持っていた特別支援クラスのイメージとは全然違いました。子どもが通っている小学校での対応は、一人一人の程度に合わせてくださり、ひとり親でカバーできない部分まで見てくださっていると、親である私自身も頼りどころとなっています。
正直私自身、もし小学生時代にこの体制が整っていたら通ってみたかったので、子どもには今の時期にサポートを受けるさせてあげることが出来て良かったです。
「支援」という言葉に、ひるまないで!
子どもを実際に通わせると決断した際、それをネガティブな気持ちや、後ろ向きな気持ちでとらえる必要は全くありません。だからそういう不安な気持ちを子どもにも伝えることは、絶対に止めてください。
これは子どもにとって、生きるヒントを得られるチャンスの場です。気分転換の場所です!!
保護者だって疲れることはあるし、間違ったことを言ってしまうこともあるのですが、そんなときに、もう一人見ていてくれる大人がいるということは大変ありがたい状況なのです。それ以上でもそれ以下でもないのです。私自身、親としていつでも100%正しい子育てが出来る自信も無かったわけです。実際、体調を崩してそれが困難な時もありました。
友人との会話で救われるシングルマザー
学生時代からのママ友に相談しても、実母に相談しても、元夫に相談しても、行かせない方が良いとの否定的な意見しかもらえなかった中、1人爽快な返答をくれた友人がいました。それは、↓こちらの東京湾夜景クルーズの提案をしてくれた友だちになります。
友人は今も個性がキラリと光るタイプなのですが、小学校のころ母親宛てに、担任の先生から「○○さんのせいで、クラスがめちゃくちゃです。」と手紙が来たことがある。とのエピソードを教えてくれました。どんな小学生だったのか気になるところですが、動じることもなかったようで、息子の状況に対しても、もし本人の気分転換になるなら行かせてみてもいいんじゃない?と安定の回答をもらいました。どっちでもいいよと。
本当にそうですね。
私は息子に、そこが前向きな場であることと、そのうえで行きたいか、また、もし行って嫌だったらやめて良いと伝えました。
お陰様で?やめたいと言ったことはこれまで一度もなく、楽しそうに続けています。
上記の友人の話に戻りますが、友だちは現在、某有名出版社の経理部長を勤めています。またそのクルーズ当日には、初めて会う私の友人に対しても、飲み物とカップ、デリバリーピザまでキャリーに詰めて、わざわざサプライズで用意してくれていました。
個性がキラリと光り、ご本人もこだわり強めと自覚されているようですが、このように全く悪い方ではありません。当時は、クラスをめちゃくちゃにしたようですが!またその時、お母様が一喜一憂していなかった様子が伺えて、感心してしまいました。
子どもの失敗を回避させてあげたいからこそなのだけれど・・・
息子はそのクラスに通っているから、全てがパーフェクトになるかといえばそういうわけでもなく、位置づけとしては、自分の特性の理解にあるのではないでしょうか。しかし、なかなか小6で自分の性格を自覚するのも難しいところがあるので、周りの家族がその子の特性を知ることがとても大きな収穫となります。言い続けたからと言って、すぐ直るものではありません。それはつくづく感じています。そもそも直す部類でないものもあるのだと、ここ最近やっと気付いてきています。
だから、私は中学校入学を目前にして、子どもへのガミガミをやめることにします!!
よく、「言われるうちが華」なんて言葉がありますが、これは子育てにおいてはちょっと違うのかもしれません。誤解を招きかねない危険な言葉だと思います。
親の立場で考えてみると、子育てには時には口を出し過ぎない方が良い場面も多いからです。子どもの立場で考えると、言われなくなったからと言って、見放されたとは決して思わないでください!
子どもの個性を発揮しての成長を、覚悟を持って見守る!
子どもには得意なところもあれば、苦手な部分も当然あります。
それは私たち大人にとっても同様。
その事実に尽きるのではないでしょうか!
つまり、これから必要となるのは、得意を伸ばしてもらうこと大前提の子育て。
そしてもしも我が子が苦手でつまずき、助けを求めて来たら、その時には「ほら見ろ」ではなくて、温かく手を差し伸べてあげること。
言わないのは、決して見捨てて、諦めているからではない!成長の為なんだと、保護者自身のそういった認識、とらえ方も大事になります。
親はただただ、これからやってくるであろう我が子の現実との対峙に、心を配り、密かに備えて、見守ることしか出来ないのでしょうね!!
それは、つまり・・・・、失敗するだろうと分かっていても、口出し無用ということ。
それが真の優しさであり、生き抜く力を付けてもらう方法になるのです。
成長を重ねるごとに失敗の大きさも大きくなるので、親としては気が気ではありませんが、そこはぐっと堪えるが一番で!
しかしこれは、乳幼児だった子どもが、寝返りしようと奮闘していたあの頃の状況と同じなのではないでしょうか。
寝返りをしたい!と、うーんうーん言いながらも、何度も何度も挑戦していた、あの小さくも勇ましい我が子の姿と全く同じに違いありません。
あの時あそこで毎回手を貸してあげていたら、どうなっていたのでしょうか。
また、私たち保護者は、寝返りがなかなか出来ないからと言って叱ったことがあったでしょうか。応援はあったにせよ!
子どもの生きる力を信じましょう。
子に対する温かい応援の気持ちが子どもを伸ばす!!
答えはこれだ!
そのうえで、苦手な部分は人間誰しもある!!変わらないものは受け入れる。責めたところで全く意味がなく、むしろ逆効果なのだ。
中学入学を目前に、子どもとの距離感をもう一度考え直す時期が来たシングルマザーなのでありました。
どうか息子よ、逞しく生き抜いてくれ。
【完】