見出し画像

負けてもOK!ひろゆき流のスマートな話し方テクニック|ハイ論破は今は流行らず。肝は目的を如何に達せられるか

ひろゆきさんの本を読みました。オーディブルのおすすめに出てきたので読んでみたのです。この本は、いろいろな話負けるケースを取り上げていて、どうしたら負けない話し方ができるかを教えてくれえる流れになっています。

最初から読んでも良いですが、目次を見ながらパラパラと気になったところを読んでいってもおもしろいかもしれません。

簡単に要約すると、負けないとは、「議論に負けない」にあらずの点です。
議論は、ある要求を通すためにします。議論に勝っても、要求が全く通らない議論の勝ち方は負けたと同義になります。あくまでも「要求をできる限り通す」話し方の教本です。

例えば、お金を融資してもらうという議論をするために、相手の融資しない理由を理詰めにて不合理であることを立証したとします。相手に対し議論には勝ちましたが、相手は逆切れし気に入らないから融資などしないとなったとしましょう。これが議論に勝って要求を通せていない状況です。

その代わりに土下座して頼んだとします。そして融資が下りたとします。これは、議論に負けたけど、要求は通してます。

土下座までしてしまうと相手に弱みを握られてしまうという反論もありそうですが、要求は通してますし、その出てきそうな反論に対しても、ひろゆきさんはうまく返答しています。そんな本だと思います。

それでは、ここからは、本書を読んでみて気になったところを書いていきたいと思います。


負けない話し方は、議論に勝つ方法ではない

本書を通して、ひろゆきさんの話し方は必ずしも議論に勝つ方法を語ってはいません。目的は一つ。自分の要求を通すことです。そこに形はこだわっていないようです。

例えば、議論をして、負けたとして、その結論が少し変わり自分の意図したことが含まれる結果ならそれで負けてないという考えです。自分が得をするのに相手を言い負かす必要はまったくもってないのです。

ひろゆきさんは論破王の異名もありますが、実のところ論破されることもありますし、相手の意見を受け入れる場面もあります。しかし、ご自身の主張はしっかりと通していると思います。

アメリカは論理的に主張する文化、日本は同調圧力の文化

議論になると、アメリカの手法が紹介されますが、アメリカはもともと議論好きな国です。教育の中にも議論をして自分の主張を通すディベートのような授業もあるくらいです。

しかし、日本は元来が村社会です。論理的に問い詰めて相手をコテンパンに論破するような風土はもともと持ち合わせていません。むしろ、和を尊び、
遺恨にすること嫌います。事なかれ主義であり、議論にはみんながなるべくハッピーになる「落としどころ」を探したりします。

この「落としどころを探す」というのは、大人の議論というか、現実問題として大事なことだと思っていたのですが、特に日本では大切な考え方のようです。アメリカとかは「落としどころ」というのはなくて、勝った方に従うみたいなところがあるようです。

アメリカの政治では与党が変わると官僚まで一新されるのがアメリカです。日本は与党が変わっても官僚は同じメンツですので、そのあたりもお国柄が現れているのかもしれません。

日本での議論は落としどころを探すところはあるので、ただ一方的に勝ってしまってもしょうがなくて、むしろ禍根を残していざ始めようとしても協力が得られないこともあるようですね。

なので、自分の主張が通る範囲で相手も立てるという方がお互い気持ちよく物事を進められるという考え方のようです。

次からは、印象深かった負けない話し方を2つご紹介したいと思います。

伏線を張ると、後で意見を述べやすくなる

議論が進んでいくと、時々あれ?と引っかかるときがあります。でも議論はどんどん前に進んで行ってしまう。なんか違うような気がするんだけど、でも今ははっきりと自信をもって、それは違うんじゃないかと言えない。根拠もしっかりしないので…。

といった場面もあります。

そんな時は、無理に最終意見を言うのではなくて、「なんか引っかかるけど、言い方が難しいのでちょっと考えさせてください」と伏線を貼っておくと良いようです。

そうすれば、落ち着いて自分の意見をまとめて言えますし、懸念がなければそれはそれで良いですし。

自分の考えをさも相手が考えたかのように仕向けていく

特に目上の人に有効な方法です。自分の主張を通すために真っ向から相手の説得に入るのは得策ではないです。もし相手が目上の方ならなおさらです。

その人にはそれまで培ってやり方があるし、信念があるでしょう。そんな相手を言い負かすことができるかもしれません。しかし、ことに日本では禍根を残してしまい議論には勝ったけど状況は悪くなった。みたいなことによくなります。

特に会社だと、上司と部下であれば人として対等でも、仕事に対しては上司と部下であり上司には基本的に勝てません。

そんな時は、上司がさも自分が考え付いたかのように仕向けていくのです。
そうなると、例えば、任されたプロジェクトがあるとします。そのプロジェクトを進める上での課題があった場合、課題を説明して納得させるよりも、上司に課題を気づかせる話し方の方が、そのプロジェクトに愛着を持ってもらえる可能性が高いです。

そうなると、そのプロジェクトを推し進めるのは自分かもしれませんが、上司もより味方になってくれて、一緒になって進めてくれます。

そんために、手のひらで転がすではないですが、相手に気づいてもらって、進めてもらう方向に舵を切るように勧めた方がよいようです。

「それはあなたの感想ですよね」の真意

この本のどこかに「それはあなたの感想ですよね」の真意も書かれていました。それは、データでものを言っているかどうかだと思います。

例えば、今は女性もフルタイムで働くことが普通になってきており、家事は女性だけがすべきでなくて、夫婦で分担すべきだと主張したとします。

そこで、「それはあなたの感想ですよね」が飛びだします。
そのフルタイムで働くことが普通になってきていることを人づてに聞いて、そのまま主張に使うようだと、それは感想になってしまいます。

そうではなく一段階深堀して、雇用統計などを見てフルタイムで働く女性が増えている現状なり、実はフリーランスが男女ともに増えていてどちらもフルタイムに近い状態で働いていたりするデータをみつけて議論するなら、あなたの感想ではなく、本当らしい事実に昇格します。

などなど、読んでいくと主張を通す有効な話し方が随所にはいっておりました。

今回は、ひろゆきさんの著書である「ひろゆきさん、そこまで強く出られない自分に負けない話し方を教えてください!」をご紹介しました。

#3行日記 :昨日は夕ご飯を食べずに寝落ちしました

昨日は、夕食も食べずに寝落ちをしてしまいました。結構疲れがたまっていたようです。あと、ショックな出来事もあったし、このショックは大したことないと思っていたけど、あとでジワリときそうです。でも元気よくやっていきたいと思います。

#1年前 :野球の振り逃げルールを考察していたようです

野球には振り逃げと呼ばれる、3ストライク取られても生き残るチャンスが与えられる不思議なルールが存在します。それがどうして起こるのか調べていたようです。摩訶不思議なルールですが、ひも解いてみるとそうでもないようですね。

知る人ぞ知るルールで勝ったりすると、それは名場面・珍場面になるので野球は奥が深いと思いました。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。記事が気に入られたらフォローやサポートをいただけると嬉しく思います。また、お気軽なコメントもお待ちしております。

この記事が参加している募集

最後まで読んでいただきありがとうございます🙇‍♂️ 記事が気に入られましたらサポートをよろしくお願いします。 いただいたサポートはnoteクリエーターとしての活動費に使わせていただきます!