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本業はサマルトリアの王子かもしれない【後編】|ボスを倒した後から強くなりだす人

※アイキャッチは、DQフリさんのサイトから引用させていただきました。

私の仕事タグで前回記事を書いて早2週間。そろそろ続きを書かないと思い、今日書くことにした。前回は、ブラック企業時代のはたらき始めた3年を書いたが、今日はは今を書こうと思う。

前回書いた記事はこちらです。よろしければご覧ください。


失意の中で働き始めた情シス

前回の記事に書いたように、IT系の職業は逃げるように辞めた。そのときの解放感はこのうえない歓びだった。と前回の記事で記した。

その時、誓ったのは「もうIT系の仕事はこりごりだ。違うフィールドの職業につくぞ」ということだ。それ以外の職業を始めるため、全く違う業種に飛び込んだのだった。

しかし、考えが甘かった。当時でも、どこの企業もコンピュータを導入しており、ある程度以上の規模の会社はサーバーを持ち、オフコンや汎用機で基幹となる各種計算システムをもっていたりした。

つまり、情シス(情報システム)部門は高い確率であったのだ。そこでなら採用考えてもイイよとなったのだ。

当時は、就職氷河期時代と言われた頃、即戦力獲得がブームであった。今思えばもっと探せばいろいろな道もあったのかもしれないが、当時は逃すと就職口が閉ざされそうだったので、激しい葛藤の末就職した。

違う面白さに気づく|内製から外注に切り替わる頃のよき経験

当時は、今のようにITを使うことで企業の売り上げ貢献になるというよりも、工数削減の改善アイテムの1つとして捉えられていた。つまり利益を生まないコストでもあった。

配属になると、導入されているコンピュータシステムを運用や小規模改修などを行いながら、イロハを学んだ。

当時は夜間当番のようなものもあり、コンピュータの夜間処理にひとり担当が残って見守る役割があった。私はその番をよくやらされた。(たぶん全部引き受けたかもしれない)番というと楽に思えるが、正常に行っているうちは実際らくだ。そして夜中は自由だ。

しかし、ひとたびトラブルが起きると大変だ。一人で対応しなければならなくなる。いつでも電話していいよと言われても、真夜中に電話はしづらいし、しても寝てて出てくれないことの方が多かった気がする。

ただ、放置はできない。それが終わってないと会社中の翌日の業務が止まってしまうからだ。なので、必死こいて止まった個所を特定し、なぜ止まったかを解析し、その要因を排除し正常に戻してくことを時間と孤独の中で冷や汗をかきながら対応した。

しかし、この経験が自分を成長させてくれたと思う。トラブルになっても落ち着いていられるようになった。そして、冷静に状況をみて次の一手をどう打つかを考えられるようになった。

なので、先輩同僚たちに感謝なのである。

先ほどコストという話をした通り、コストと割り切られていたので、コストは減らす方向に働くものだ。人を減らすために外注化が行われた。

今までそれなりの人が内製で回していた運用を、外注に頼んで、ゆくゆくは情シスを無くすなどの取り組みが行われた。そんなこと言われて意欲など沸くはずもない。

がしかし、これも仕事と割り切ってどうすれば良いかを考えてシステムの半分を外注で作り直し、運用を外注にまかせた。そして人も半分に減った。

まだ若い自分は運よくこの椅子取りゲームに生き残れた。しかし、情シスはなくならなかった。情シスを無くすはやっぱり難しかったようだ。

実際、情シスをなくす方が、効率が悪くなるのだろうと解釈した。会社の中のおのおの業務のプロ(戦士)と、ITサービスに長けたプロ(魔法使い)ではお互いが異次元の存在なのである。どうして、双方のことをある程度知った人が必要なのである。

そう、双方のことをある程度知った人。つまり半分戦士、半分魔法使いであるサマルトリアの王子が必要だったのだ~。

成功するプロジェクト、失敗するプロジェクト

サマルトリアの王子はコストなので不遇であった。ただ、サマルトリアの王子も頑張れば報われるのである。いくつかの失敗と成功の経験をした。

強引は失敗する

システム導入のプロジェクトがいくつかあった。失敗したのは、システムを入れないといけないという気持ちが焦りすぎて自分でやりすぎて強引に入れた仕組みである。

関係者はその方が楽だと思い、おんぶに抱っこ状態で作ったシステム。だいたい導入後に問題は噴出する。「使えない」「こんなの頼んでない」といった手のひらを返されたような対応だった。

王子空回りである。

協力は成功する

一方上手くいったこともある。それは、システムを使う人にそれぞれ役割を与えて関係者に全体像を共有したときである。自分でやった方が早いことも、あえてやってもらうのである。
それをやり始めると、自分も大変、相手も忙しい中で大変なのである。

しかし、それは最初が大変という意味である。(言い換えれば後は楽)

文句を言われながらも言い続けると、次第に何をしようとしているかみんな分かってくる。逆にここやってみたら変だから、こうならないかといか、こうした方が良いかもというフィードバックが返ってくるのである。

フィードバックが上がってくる状態は上手くいっている証拠。最初に展開したスケジュールや全体像など最初は頭の中に入ってない。しかし、何度か役割を与えていっしょにやっていくと次第にやるべきことがわかってくるのである。

そうなった状態のプロジェクトは、大方うまく立ち上がり、立ち上がったのちも長く使われる傾向にある。

一体感を持って、これからも生きた仕組みを導入するぞ|超大器晩成

これからも、ユーザーと開発者の間に立ち、できるだけ人を巻き込んで、末永く使われる(つまり役立つ)コンピュータを使った仕組みを導入していくこと。これが自分の仕事としてやっていきたい。

なんでもゲームのサマルトリアの王子は、ボスを倒した後に急激に強くなるようである。なので、今の自分の老後(つまり第二の人生)が強くなれそうなので、それをほのかに期待しつつNOTEを書いて能力開発して今日も楽しく挑戦するのだ!

#3行日記  : 夜中の2時に自転車を回す

今日は、朝2時半から自転車で10キロ(室内ローラーで)走った。すばらしい土日であり、日課を今週は完璧に成し遂げた。いい一日だ!

昨日も今日もそれぞれ予定が控えている。そんな日は、予定を前倒しにするのでうまくいく。やっぱり暇すぎるのも良くないので何か一つ予定が入る方が1日引き締まる気がするね!

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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