村上春樹の『スプートニクの恋人』を読んで感じた、恋愛と魂の複雑なカタチ
村上春樹さんの『スプートニクの恋人』という本を読みました。スプートニクというとロシア(当時ソ連?)の人工衛星でしょうか。始めて生き物(ライカという犬だったかな?)を乗せて宇宙飛行をした宇宙船として有名だと思います。ライカは地球に戻ってこれませんでしたけども・・・😔。
『スプートニクの恋人』は、作家志望のスミレと女性実業家のミウと学校の先生をしているKとの物語のようです。
少しネタバレが含まれます。ご承知おきをお願いします。
スプートニクの恋人とはスミレからみたミウのことかも
スプートニクの恋人はどうやら登場する女性実業家のミウであるようなのです。本書を読んでいくとわかることですが、ミウという女性はとても神秘的なのです。なにかこの世のものとは思えない力というか場所というか。
それでいて、スミレのよき理解者であり、ここに恋人と表現することからどんな物語か察していただければと思う。一方スミレは宇宙船に乗せられたライカという犬を想像して付けられた可能性があるようです。
精神と性との三角関係が印象的
読んでいた気になったのは精神と性とは別のところに存在しているところです。これは男女問わずで、好きになる対象もいろいろなのです。
お互い好き同士でも、気持ちの面ではすごく思い合っている一方で、性的な結びつきになると片方がまったくもってダメなパターンがあったり、一方で大して深い思いはないけれど、性的な結び付き普通にできたりという状況です。
精神的に同性同士で好きで、気持ちも高揚するけど、性的なところがなぜかだめで受け入れられない状況です。通常は精神と性は一致していたうえで三角関係が成り立っているけど、そこに、性の要素が複雑に絡み合っていたのが印象的でした。
この設定が、とても神秘的な話の流れを作っていくのですが、それは本書を読んでお楽しみです。恋愛ミステリーというべきでしょうか。そんな小説に思えました。
『正欲』と並んで恋愛観の多様性を学んだ
本書を読むと先日読んだ『正欲』を思い出しました。
最近は性の形はいろいろと数多くの形が受け入れられていて、最近ではLGBTQ+のマイノリティまで受け入れられつつあります。ちなみに、Q+は性的な興味や恋愛感情をわかない人から、決められてない人みたいです。
『正欲』ではものに対して性欲に近いものを感じるなどさらに、細かに分かれていくようです。
男女だけでない人を好きという状態は実際にいて、そのような方々は人には言いにくいことから、ずっと一人で悩んで、普通の振りをしないといけないなど、恋愛は定型的なもの以外のものは多種あるのだなと思いました。
#3行日記 :急に寒くなりました
急に寒くなって困ってます。もう上着も必要でしょうか。つい数日前まではわりとぽかぽか陽気だったのに、急激な変化にびっくりです。また来週から少し気温が上がるとも聞くので、体調管理を万全にしたいところですね。
#1年前 :222日目の更新したようですね
1年前は222日目の更新ができたようです。このころは、かなりnoteに傾倒しているようです。今も継続中のようで何か変化もほしいところ。当時からの悩みは変わってないようです。noteのこと以外があまりできてないというか。
少し変化を付けていきたいです。
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