朝起きたら激しい首の痛みで顔を横に向けない 所謂 「寝違え』 そんな経験がある方も多いかと思う そう言った症状の時もお尻の筋肉の硬さが大元の原因になっていることが多い (と言うか自分の臨床経験上ほとんど) これは痛みが出ている側のお尻の筋肉が硬くなりお尻のサスペンション機能が低下した事で偏った負担が蓄積し痛みのある側の筋膜や筋肉が緊張し寝違えの症状が出現するのだ 症状が出ている頸だけではなくお尻にも施術を加える事で症状の改善成績は大きく変わる
この症状で苦しまれている方も多いようだ 頭痛外来を受診し痛み止めの薬を服用しても症状が治らない方はお尻の筋肉の硬さを確認してみてほしい 身体の後面の筋膜は足の裏から前額部(おでこ)まで繋がっている お尻の筋肉が硬くなりそこから筋膜の緊張が伝播する事で偏頭痛を発症しているケースが多々見受けられるのだ 長い間、偏頭痛で脳神経外科に通院し痛み止めの薬を手放せなかった方がお尻の筋肉を緩め胸腰筋膜をリリースする施術をしたところ全く症状が消失したという症例がある 罹患している方
肩こりの症状も多くの方を悩ませていると思う。 特に近年はスマホの普及により不良な姿勢を長時間していることで更に多くの方がトラブルを抱えている。 実は肩こりの大元の原因にお尻の筋肉の硬さが関係している事が少なくないのだ。 筋膜リリースという言葉を耳にした事がある方も多いと思う。 全身には600以上の筋肉が存在するがそれら全ての筋肉は筋膜と言う組織で繋がっている。 筋膜はスピードスケートの選手が着るスーツをイメージすると良い。 その筋膜はとても薄い組織であるにも関わら
お尻のコンディションが全身に様々な影響を与える んな訳ないだろうって思う方が多いかもしれない その理由として お尻は身体の中でお肉が厚くて感覚が鈍い雑に扱ってもよいところ と思ってる方が圧倒的に多いからだ しかしそれは大間違いだという事を知ってもらいたい 最初に書いた記事の中で内科的疾患を起因とするもの以外の腰痛は例外なくお尻の筋肉が硬くなっている事を書いた 日本人の85%が人生で一度は罹患すると言う腰痛 人類病とも言える腰痛だがその原因は二足歩行するが故だ
私は柔道整復師 前回の記事で元々はアイスホッケーの選手で怪我の経験を活かすためにセカンドキャリアを治療の世界に求めた事を書いた しかし実は怪我の経験を活かすという発想が思い浮かぶ前にもっと大きなきっかけとなる出来事があった それがざっくり言うと お尻なのである 選手時代は怪我の中でも特に腰痛に悩まされた 腰痛を騙し騙しプレーする状態の時期が多かったのだが全日本選手権という大きな大会の試合前に私の腰痛事情を知る行きつけの喫茶店のママさんから『ちょっと診てもらいなさい
私は若い頃、アイスホッケーの実業団の選手だった 現役時代は全身くまなく怪我をした経験がある 特に腰痛には悩まされた そんな経験を施術する側になればプラスの経験値として変換出来ると思いセカンドキャリアのかじ切りをし現在に至っている しかし気がつけばそのかじ切りから30年以上の月日が流れた そして当時はアスリートを生業にしている者が引退後のセカンドキャリアを医療の世界に進むなんて前例がない時代だった そんな時代に1人の男と入学した学校で同級生となった 現在、新日本プ
私は柔道整復師 柔道整復師は全国で約8万人いてその柔道整復師が開設する整骨院、接骨院の数はコンビニと同じくらいあるらしい そんな中で 産婦人科の病院で妊婦の腰痛外来を受け持つのは私だけだと思う 気が付けば妊婦腰痛ケア外来を受け持ってから10年目に突入した 妊婦の腰痛は妊娠期のマイナートラブルとされ検診で腰痛を訴えても 妊娠中は仕方ないね で済まされるのがほとんどである しかし妊婦の約70%が腰痛に苦しむという数字を鑑みると決してマイナートラブルで片付けられないので