お尻と肩こりの関係
肩こりの症状も多くの方を悩ませていると思う。
特に近年はスマホの普及により不良な姿勢を長時間していることで更に多くの方がトラブルを抱えている。
実は肩こりの大元の原因にお尻の筋肉の硬さが関係している事が少なくないのだ。
筋膜リリースという言葉を耳にした事がある方も多いと思う。
全身には600以上の筋肉が存在するがそれら全ての筋肉は筋膜と言う組織で繋がっている。
筋膜はスピードスケートの選手が着るスーツをイメージすると良い。
その筋膜はとても薄い組織であるにも関わらず骨格を支持する機能を持ち合わせている。
本来とても柔軟性がある組織の筋膜だが身体の成長や怪我、筋疲労など様々な原因で癒着する箇所や硬くなってしまう箇所が出てきてしまう。
そこを本来の状態に戻すのが筋膜リリースだ。
その筋膜の中でも「胸腰筋膜」を知ってもらいたい。
腰の部分に菱形に存在する筋膜だ。
筋膜は基本的に薄い組織だがこの胸腰筋膜は他の筋膜よりも厚い組織でこの部分はウエットスーツをイメージしてほしい。
この胸腰筋膜は10以上の筋肉や靭帯と連結していてこの筋膜が硬くなると全身に影響を与えるのだ。
筋膜の緊張、癒着と言うのは着ている服をあっちこっちで引っ張っている状態。
そんな状態であれば身体を動かし難いのはイメージしやすいのではないだろうか。
他の筋膜よりも厚い胸腰筋膜が緊張すると連結している筋肉に与える影響が大きいのだ。
お尻の筋肉が硬くなり胸腰筋膜が緊張すると肩甲骨の動きが悪くなる。
そうなると肩周りの筋肉も硬くなりやすく所謂、肩こりの症状の発症につながるのだ。
と言う事で肩こりに悩まれている方はお尻の筋肉を緩めてみてほしい。
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