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「センスが良い」とはどういうことか?

松浦弥太郎氏の『センス入門』を読んでいる。
彼の主張が何かというのを考えながら、「センスが良い」とはどういうことか、自分なりの理解を簡単に書いてみたい。

「センスが良い」とは他人から見て心地よいということ

センスとは、自分の目線よりも他人の目線が優先されるものだと考える。他人が見て心地良いと思うことであって、必ずしも自分が良ければよいということではない。つまり、「自分が良ければ良い」「他人のことは気にしない」という考え方とは相反すると思う。

「他人」からどう見られるかが重要

一方で、自分の目線も捨ててはならない。自分にとっても心地良くないと、センスが良くなっていかない、あるいは持続しないと思うからである。ただし、自分が今まで気付いていなかった良さに、他の人が気づかせてくれるかもしれない(なので、「×」あるいは「△」ではなく、「〇」)。
そうした変化も含めて、自分も良い、他人も良いと、皆が認めて初めて「センスが良い」ということになるのではないか。

こうしてみると、センスの良し悪しとは、主観的でありながら客観的でもあると思う。ただ、どういうものが「センス良い」かは、時と状況によって変わると思う。その意味では、自分優先ということではなく、個々の人のその時の見方ということで、どちらかというと主観的なのかもしれない。

いずれにしても、「これは●●さんから見て喜ばれるだろうか」と考えながら行動したり話をしてみたりすると、「あ、センス良いな」と思われるのだと思う。

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