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ソフトバンク今季初黒星にも光明あり(90/365)

(コラムっぽく書いてみた)

■オリックス7−2ソフトバンク(31日、京セラ)

ソフトバンクにとっては今季初黒星の中にも好材料も見られた試合だったように思う。

救援陣では今季まだ登板がなかった田浦・高橋・川原が投げ、3投手とも無失点に抑えた。
特に田浦・高橋はそれぞれ2回をパーフェクトに抑えた。
田浦は2奪三振、高橋は3奪三振と共に好投を見せ、モイネロが実戦で投げ始めているなか首脳陣へのアピールになったはずだ。

そして野手陣では守備において新しい形を試せた。
甲斐に代打が送られ高谷が守備につくと思っていたが、なんと栗原がマスクを被ったのだ。
そして高橋と川原をうまくリードしてみせた。
元々捕手登録なので驚くことでもないが、ゲーム後半栗原がマスクを被れるとなるとオプションが増える。
実際今日も明石・牧原が外野守備についた。
キューバ勢がオリンピック予選で抜けた際や甲斐の疲労軽減等を考える上でも「捕手栗原」をこの段階で試せたのは大きかった。

 

心配なのが先発した大竹である。
3回を投げ四球3・被安打7・自責点7の内容だ。
初回から制球に苦しみ、四球絡みでいきなり6点を失った。
元々速球派ではなく、球の出し入れやコースを付くコントロールで打ち取る投手だ。
しかし、その生命線である制球力が乱れており修正できずに降板となってしまった。
ストレートの切れもイマイチで、カウントを稼ぎに行く変化球が甘く高めに浮いたところを弾き返されていた。
力で押すタイプではない分、こうなるとなかなか抑えるのは難しくなってきてしまう。
調子が悪いなりに抑える事が出来なかった。
来週にはエース千賀が戻ってくる。
そうなるとローテーションから一人はじき出さることになる。
首脳陣が今日の投球をどう判断したかは分からないが、もう一度登板機会があればアピールしてもらいたい。
開幕ローテの最後のひと枠を勝ち取ったので、巻き返しに期待したいところだ。

そして惜しかったのが真砂だ。
オープン戦で結果を残し初の開幕一軍を掴み取った中で、今季初打席が巡ってきた。
しかも満塁で、アピールの絶好のチャンスである。
初球から振りに行き、これは何かやってくれるかと期待したが、2球目のフォークに中途半端なスイングで態勢を崩されてしまった。
最後の外角高めのフォークも手が出なかったのか、読みが外れたのか見逃し三振だった。
素人の注文としてはあそこは振ってほしかった…
とはいえ今季初打席なので、あれだけで評価が下がる事もないと信じたい。
やっと覚醒しそうな貴重な右の大砲である真砂の今後にも期待したい。

連勝もずっと続くわけではないし、シーズンはまだ始まったばかりだ。
明日はこれまた復活を目指す武田が先発だ。
背番号18と鷹戦士たちの活躍に期待したい。

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イシダイ
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