韓国ドラマ「生まれ変わってもよろしく」
主演:シン・ヘソン、アン・ボヒョン、ハ・ユンギョン、アン・ドング
2023年 全12話
いしゃーしゃ的オススメ度:★★★★★
(写真=Netflixより)
毎回記事でNetfixのコスパが悪いだの、解約しようかだのと1人で騒いでいたが、現時点では一応契約維持決定!
いや、個人的にはまだコスパの悪さは変わらないのだが、次男が夏の始めあたりから急に毎日見るようになった。ちゃっかり自分のプロフィールも作り、お気に入りなんかも入れている。もちろん、母の観ているものは「ありえねー」ようで、なんだか全部アフロアメリカン系のファミリーとかティーンズもののよう。ふ、この辺は母のDNAを受け継いでいるのだな。
というわけで、母はずっと楽しみにしていたボヒョン主演の本作を視聴。本当はユミちゃんのシーズン2もまだ観ていないのだが、とりあえずこちらを観てしまった。
全ての前世の記憶が残る女性の物語
あらすじはFilmarksより。
18回目の人生では12歳で交通事故で亡くなってしまった少女ユン・ジュウォン。パン・ジウムとして再び生まれ変わると、前世で大好きだった少年ムン・ソハを探し当て、近づこうとする。しかし、彼はジュウォンと遭った交通事故によって片耳の聴力を失い、家族の経営するMIホテルの重役として仕事をしながらも、心を閉ざして生きていた。
少しずつ心を開くソハであったが、ジウムはその他の前世で関わりのあった人物たちと接触を持つにつれ、前世の交通事故、そして遡っては1000年前の最初の人生での出来事が全て絡み合っていることに気がつく。
なぜ自分だけ全ての人生の記憶が残っているのか、その謎を解明していこうとするジウムであった。
ラブストーリーだけではなく、ミステリーの面も
1000年という時空を考えると、ある意味ホアン君(黄景瑜)主演の中国ドラマ『千年のシンデレラ』の男女が入れ替わったっぽいストーリー。
本作前半では、生まれ変わって、好きな人と出会ってめでたしめでたし〜という展開なのだが、後半はなぜジウムが輪廻転生を繰り返すのか、その理由、本質を探るミステリー仕立てになっており、なかなかストーリーとして見応えのある構成となっていたと言える。
ジウムが辿ってきた18回の前世でどのような人間で、どんな生活をしていたかもなかなかよく描かれており、面白かった。
もちろんラブストーリーもキュンキュン❤️ ボヒョンはドーベルマンではなんだかすごいがっしりした軍人体格だったが、本作のために減量したそうで、モデルのように、何を着ても似合う。ダンスもバスケットもかっこいい❤️どの時代でも、こんなイケメンが近くにいたら、私も前世の恋人を装って近づきたい!
アジア人はやっぱり輪廻転生ストーリーが好き
私の夫は日本でいういわゆる”欧米人”なのだが、私が『ブラッシュアップライフ』や台湾ドラマ『不良执念清除师』なんかを観て、「あ〜、私は生まれ変わったらサバンナのゾウさんがいいなぁ」とか「私ってもしかしたらモンゴル人だったかも!」なんてはしゃいでいると、
「また宗教ドラマか?」
と言ってくる。まあ、キリスト教の世界では天国か地獄かだから、「生まれ変わる」という概念を最初から受け入れられないのだろう。
どうも仏教の影響があるドラマ、としてしか見ていないようだ。
世界各国の人が集まるアジアドラマファンのグループを見ていても、どうもアジア人以外には本作のような輪廻転生ストーリーはウケが良くない印象を受ける。
しかし、私は観ないが、時代劇ファンタジーにも輪廻転生をテーマにしたものは多いし、やっぱりちょっとロマンを感じるし、自分の前世や来世について考えるのは、時には楽しい。
これはもう宗教というより、ある意味アジア人(注:ここでは私がよくドラマを観る日本や韓国、中華圏や仏教のある国を指しています。専門家ではないので、細かいところは気にしないでください😅)の中に組み込まれている考え方とかDNAなんだろうか。
そんなことを考えながら、最終話でウルウルして見終わったドラマであった。
ボヒョンのファンはもちろん、輪廻転生のロマンチックなストーリーが好きな人にはオススメである。
OSTはどれも良くて、お気に入りはSunwoojungaの『Silence』であったが、こちらでは挿入歌およびエンディングのNCTドヨンが歌う『Here With Me』🎵
ドヨンの歌声はやっぱリボヒョンのドラマに合うなぁ。