河村の一礼
バスケワールドカップが大盛況のうちに幕を閉じました。
日本を熱くした選手たち。
大活躍した選手が何人かいます。
その中で私個人が注目した選手はかわむらゆうき選手です。
河村選手は身長172センチでバスケではかなり小柄な選手です。
バスケで身長が低いとその時点でハンデになります。
しかしこの選手は身長のハンデをスピードや技術、IQの高さ、視野の広さなど様々な能力で逆にハンデを作っている選手です。
ワールドカップの平均得点が10点以上取ってるというとてつもない数字です。
海外の選手は2メーターは当たり前で2メーター20センチという選手もいます。
巨人ですよ。
河村選手に注目したのは実はそのプレイではありません。
コートに入る前、深々とした長い時間の一礼です。
これは何の為にやっているのですか?という質問に。
試合に出れない選手、自分が試合に出るのが当たり前ではないという事を再認識し、全力で試合に取り組むという誓いだと言っておられました。
20代前半の方の言葉とは思えません。
40代前半の私はそんな事も考えた事もありませんでした。
私の教科書になりました。
河村選手のファンになりました。
こんな世の中になればクリーンな世間になるのに。
こんな人間ばかりになれば戦争や紛争などもないのに。
私は感じました。