#3 グルメ編「意外に穴場?御福氷」
(1)はじめに(伊勢志摩の「かき氷」事情)
伊勢志摩で「かき氷」といえば、やはり「赤福氷」が有名だろうか。
ただ、より深く伊勢志摩の夏を楽しむなら個人的には「御福氷」(御福餅)を提案したい。
確かに、伊勢神宮前の「おはらい町」や「おかげ横丁」では、連日観光客をメインに「赤福氷」が人気で、長蛇の列となることもしばしば。夏休みシーズンには、実際に赤福本店に行き「2時間待ち」の札を見たことがある。
地元を知っている者としては、「御福氷」の認知度はまだまだ広く知られていない様子に思われるし、だからこそ「御福氷」はそれほど並ばずにすぐに美味しい「かき氷」を食べられる素敵な場所だと思っている。
(2)「御福氷」とは?
「御福氷」とは、古くから二見町(ふたみちょう/今の伊勢市二見町)にある、「御福餅」が運営している夏のかき氷で「二見浦海水浴場」のお客様のためにあると言ってもよい「歴史と伝統のあるかき氷」である。
もちろん「赤福氷」にも歴史と伝統はあるが、二見に限っては「御福氷」も負けていないと個人的に考えている。
(3)「御福氷」を食べてみた。
2022年8月某日、実際に「御福氷」を食べてみた。「赤福氷」と比較するため、今回は「濃厚抹茶味」を選択した。「御福氷」は、この他にも黒蜜味や季節のフルーツ味もある。
また「赤福」では「伊勢うどん」の提供はないが、「御福餅」では「伊勢うどん」などのサイドメニューもある。
前置きはほどほどにして「御福氷」を食べた感想。
まず「氷が大きい!」という印象。価格がやや高めの設定なのも納得できる分量である。味は、確かに「抹茶が濃い!」という印象で、抹茶味にも人の好みがあるので、「赤福氷とはまた違う抹茶味。」とだけ記す。「濃厚抹茶味」には、「あんこ」や「お餅」は入っていなかったので、ここは御福氷ならではの特徴だろうか。
それから、店内の連携が良く、待ち時間の間にメニューを先に注文できる。座席が空くのを待っている間に、氷の準備も進むという効率の良さである。
(4)最後に
撮影は控えたが二見本店では「御福餅」をつくっている製造工程が、ガラス越しに見ながら食事をできるので、お子様や観光客には嬉しいのではないだろうか。
それと、ちょっとした気配りで、「マスクケース」(身につけているマスク入れ)を置いてくれるサービスは嬉しかった。
(5)参考情報(公式ウェブサイト)
【御福餅(総合トップ)】
【御福餅:二見本店】
https://ofukumochi.com/shops/futami/
【御福餅:東京分店(甘味とお食事「マリアーヌ」)】
https://ofukumochi.com/shops/marianue/
※写真撮影:2022年8月、三重県伊勢市「御福餅:二見本店」にて。