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(メインは無料)ワーママを続けるために必要なコト
初めて保育園に娘を預けた時、娘にギャン泣きされた。
預ける時に、親が離れ難そうにするのはよくないと聞いていたので、わりとあっさり「いってきまーす」と言ったが、心は痛かった。
仕事に行く道中、車の中でひとり泣いた。
娘にあんな思いをさせてまで働くのは私のエゴかもしれないと、働くことに罪悪感を感じた。
娘は保育園2日目は下駄箱で泣き出し、3日目は保育園に着いたら泣き出し、4日目は保育園に向かう道中で泣き出した。
仕事を続けるのって、こんな精神的にキツい?
このしんどさ、夫にも味わってもらいたいわ。
娘の時はまだ短時間勤務制度がなかったため、フルタイムでの仕事復帰だったから、ただ出勤すればいい夫が羨ましかった。
夫は通勤に時間がかかるから仕方なかったんだけど。
ギャン泣きしていた娘はわりとすぐに保育園に馴染んでいった。
娘の順応力に感謝した。
しかし、1歳10ヶ月で保育園デビューした娘は、保育園で流行するあらゆる病気をもらった。
その度に保育園から電話が入り迎えに行っていたが、私がどうしても行けない時は実母に迎えに行ってもらった。
夫は勤務先が遠かったため当てにできなかったからだ。
娘は保育園を本当にしょっちゅう休んでいたが、私がフルタイムでも働き続けられたのは公務員であったことと母のフォローのおかげだと思う。
公務員は休暇制度が充実しているし、それほど忙しくない職場に配置してもらっていたから、何かと融通が利いた。
それでも休みは限られているわけで、夫と協力したとしてもふたりだけではどうにもならなかったと思う。
母のフォローがあったからこそ、なんとかなった。
幼い子を保育園に預けて夫婦でフルタイム共働きというのは、かなりキツい。
夫婦以外に戦力になる人を見つけておかないと生活が破綻しかねない。
仕事に復帰してちょうど1年で2人目(息子)の産休に入った。
ちょうど年度替わりだったので欠員になることもなく、1ヶ月弱かけて引き継ぎができたのは良かった。
2人目の育休中に部分休業や短時間勤務制度などの育児関連の制度が整い、これがかなり大きかった。
2人目の育休明け、育児短時間勤務を利用して仕事に復帰した。
息子が4歳児クラスの時まで利用し、5歳児クラスの時は部分休業を利用した。
めいっぱい利用できるものは利用したおかげで、息子が保育園を卒園するまではなんとかなった。
その後、息子が小学校に入り、フルタイム勤務に戻ったと同時に仕事内容が変わり、さらにはアクシデントもあり、私はうつを患ってしまうのだけど。
詳しくはコチラ↓
しかし、なんとか仕事に復帰し公務員を25年以上続けることができた。
まあ、最終的にはまたうつを患ってしまいリタイヤしてしまったけど。
そんな私が夫婦フルタイム共働きを経験して感じたことをつらつらと書き連ねたいと思う。
これはあくまで私の経験なので、「ふーん、そうやったんやぁ」くらいの気持ちで読んでいただけたらありがたい。
ズバリ!フルタイム共働きを続けるために必要なこととは?
夫も妻並みに子どもと関われること
おむつ交換(もちろんうんちの時もね)、ミルク、お出かけ、予防接種や風邪対応、習い事などの送迎などなど、ママがいなくても子育てを回せないとキツい。
我が家の場合、子どもたちが保育園児の頃は私が勤務時間を調整していたため、健診や予防接種、保育園からの呼び出しなどは基本私が担っていた。
病院に連れて行ったあとの看病は、夫と私と実母と義母で回していた。
逆に夫が活躍していたのは夜泣き対応と休日の遊びだ。
私は一度眠ってしまうと死んだように寝てしまうため、夜泣きに先に気づくのは夫だった。
我が家の子どもたちはふたりともよく眠る子だったが、それでもなかなか泣き止まないことがたまにあり、そんな時夫は深夜のドライブに行っていた。
夫曰く、ドライブが一番手っ取り早かったらしい。
また、休日はよく子どもたちを遊びに連れ出してくれた。
近所の公園へ行ったり、車に乗って少し遠出したり。
多分、夫自身も楽しんでいたのだと思う。
子どもたちの自転車の補助輪外しや息子のサッカー指導は特に熱心で、子どもたちに若干ウザがられていたが、私は非常に助かった。
夫もご飯の用意ができること
なにはなくともコレである。
子育て=食べさせることだと私は思っている。
とにかく子どもたちのお腹を満たせるよう食事を準備できること。
作れなくても買ってくるなりなんなりできればいい。
まずはここ。
今は宅配弁当や冷凍食品など便利なものもいろいろあるしね。
作ってもらえるならなお良し。
栄養のことまで考えられるとベストだけど、そこまでレベルの高いことを求めると「なんでやってくれへんのー!」と自分がストレスになる。
それに「俺だってご飯の準備してるのに」と夫が不機嫌になってしまいかねない。
我が家の夫もそうだった。
だから準備してくれたらまずは「ありがとう」と思える寛大な心を持つ。
私は子どもとのお食事タイムに、
「なんでも食べやなあかんで。ご飯、野菜、お肉か魚がいいご飯」
とか、自分が作ったご飯に対して、
「ごめん、今日のご飯は野菜が少ないなぁ」
など、口癖のように言っていた。
それをあえてパパに聞こえるように言うのも手かもしれない(間違っても夫が作ったご飯の時に嫌味っぽく言っては絶対ダメ!)。
それで気づいて副菜を準備できるパパは大したもの!だけど、残念ながら気づけないことの方が多いと思う。
時間はかかるが子どもが「いいご飯」を覚えてくれたら良しとする。
実際、我が家の息子(高校生)がつい先日、「僕、最近野菜少ないわ」
と呟いていた。
教育の賜物である。
ちなみに我が家のパパは、ご飯の準備はできる。
自分で野菜を育てているから、野菜も結構使ってくれる。
が、子どもが好きな味付けではないので子どもには不評だ(汗)
また、「これはなんていう料理?(汗)」と娘が思わず尋ねてしまう謎料理も登場する。
しかし、私がフルタイムで働いていたり、うつ病で調子が悪く寝込んでいたこともあったので、
「ごめん。今日の夕飯、準備してほしい」
とLINEすれば、夫は嫌な顔をせず準備してくれた。
この「嫌な顔をせず」が非常にありがたかった。
夫が作れるといいな、と思った料理は「味噌汁」だ。
味噌汁は適当に野菜を切ってぶち込めば、それなりに野菜が取れる。
そこに豆腐も入れればタンパク質も取れる。
簡単に作れるかなり優秀なおかずだ。
最悪、ご飯と味噌汁があればそれなりに一食として成り立つ。
食べ盛りの男子には物足りないが、メインのおかずはスーパーの惣菜などでなんとかなる。
とにかく子どものお腹を満たすことが最優先!である。
余談だが、我が家はおやつも数種類常備していた。
最悪、空腹のひもじさだけは感じなくていいように(食べ過ぎると体に悪いけどね)。
あと、友達の家に遊びに行く時に子どもが自分で「手土産」を持って行けるように、という意味もあった。
アレルギー持ちの友だちもいたが、ある程度成長すると子ども同士お互い気をつけ合っていたため、トラブルはなかった。
自分の優先順位を明確にすること
仕事も子育ても、やりたいようにやれるのが一番いい。
だけど、子どもがいるとなかなか思い通りにはいかない。
幼ければ尚更だし、成長したとて順調にいくとも限らない。
バリバリ働きたいのであれば、夫の協力は当然のことながら、あらゆるものを利用して子どもの面倒をみてくれるパパママ以外の存在が必須だと思う。
子どもと過ごす時間は圧倒的に少なくなるけど、自分を責める必要はない。
ただし、ポイントをおさえておくことは必須だと思う。
子どもとのコミュニケーションまで手抜きにならないとか、ここぞという時のお弁当にコンビニのおにぎりを持たせない、とか。
私は、優先順位が明確だった。
「仕事の代わりはいくらでもいるけど、母親の代わりはいない」ので、キャリアアップなんてはなから望まなかった。
公務員を細々と続けられたらOKだった。
だから、子育てを理由に忙しすぎる職場に異動しないよう希望を伝えていた。
その点では悩まずに済んでラクだった。
それでも、それほど忙しくない職場だったのに結局私は忙殺され、うつになってしまったのだけど。
ワーママの仕事って、仕事+家事育児なわけで、労働時間として記録が残る時間以外にも働かなきゃいけない。
だからしんどい。
私も平日は、起きている時間の9割5分は働いていた。
体力的にも精神的にもタフではない私には、今後もフルタイムで働くのは厳しいな、と感じた。
最終的には公務員を退職し、「公務員を細々と続けたい」という願いは叶わなかったけれど、これが自分でも驚くほどにほとんど後悔はない。
一度目の病気休暇の時点で辞めていたら後悔したかもしれないけれど、復帰してから何年も頑張れたし、ほんと、やれるだけのことはやったという自負があるから。
病気休暇から復帰する時とても勇気がいったけど、その過程を踏んでおいて良かったと心から思う。
辞めるのはいつでもできるからね。
家事も育児も仕事も全部優先順位1位、全部100%なんて、絶対無理。
だったら、力の入れ具合を調節するしかない。
何に重きを置くかは自分で決めるしかない。
そうでないと自分が後悔する。
子どもを育てるのって一大事業。
一大事業なんだから大変で当たり前。
しかも親はその事業の責任者なんだから。
だから、覚悟が必要。
だけど、一朝一夕に覚悟なんてできるものでもない。
子どもを育てながら徐々にできていくものだと思う。
私はいろいろつまづいてきた。
職場の人にもたくさんの迷惑をかけてきた。
たくさん助けてもらった先輩たちの恩を今度は後輩たちに、と思っていたけれど、その前に自分が潰れてしまった。
そこに関しては本当に申し訳ないと思っている。
だけど自分が潰れてしまって、クリアに見えたものもある。
当たり前だけど、健康第一、生きてなんぼ。
家族のためにも自分は元気でいなきゃ。
やっぱりお母ちゃんは明るく楽しそうでないと。
子どもたちにとって何が幸せって、安心して「ただいま」って帰って来れる家と家族があることだから。
そりゃね、上を見たらキリがない。
上質な生活や教育、全て与えてあげたいと思ってしまうけど。
もっと根本の根本の大切なものさえ見失わなければ、もっとシンプルに考えれば、なんとかなるよね、と思うようになった。
私の子育てはまだ続く。
今は週3日のパート勤務だけど、息子が高校を卒業したらまた働き方を変えるかもしれない。
その時々のベターな選択をしていけたらいいなと思っている。
肩に力を入れすぎずにね。
以下は、有料記事になります。
有料記事には、もっと赤裸々な余談が掲載されています。
お金のこととか今まで誰にも話していない本音とか赤裸々すぎるので、有料にさせていただきました(汗)
マリーの本音の本音をのぞいてみたい方はどうぞ。
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