『「死」とは何かーイェール大学で23年連続の人気講義』読んだ
どんな本か?
「死という現象にまつわる心理学的な疑問や社会学的な疑問」について語った本です。
著者がイェール大学で行なっている講義をまとめています。
原著の前半では、魂の存在や死の本質、死後も存在し続けることに関する疑問を扱い、後半では死の悪い点、人生の価値、不死、不死ではない私たちはどう生きるべきか、といった事柄が書かれているそうです。
しかし、この日本語訳版は縮約版ということで前半は省かれ、後半のみが邦訳されています。
ジャンルは? 難しい?
哲学書ですが、専門知識のない人でも読める入門書ということで、一文一文は読みやすいです。
しかし、380ページ程度あり、結構分厚いです。
しかも、複数の主義主張を試しながら議論を進めており、考え方を切り替えながら読む必要があるので、時折読みにくさを感じました。
そんなに器用には思考をスイッチできないです。
私の感想
正直に言って、1回読んだだけではよくわかりませんでしたし、もう1回読もうという気力も起きません。
しかし、死という、普段他者との会話の話題に選びにくいテーマを、かなりまじめにちまちまと議論しているのは良かったです。
大人になるまでに、死についてある程度考えができてくると思いますが、なんとなく形成されていた死に対するイメージを、きちんと言語化してくれているなあという気持ちです。
この本はどんな人にオススメか
あなたが何日間も暇があり、時間を湯水のように使える状態だったならば、読んでもいい本かなという気がします。
この本を読まない方がいい人
死について、とことん理屈っぽく議論を展開しており、ときどき死者に対して冷徹な文章を使っているため、家族や友人など大切な人を最近亡くした人にはオススメできません。とくに最終章では自殺を扱っています。
また、死後も魂は生き続けると信じている人にもオススメできません。
死にまつわる種々の疑問に対する答えを知りたい人にもオススメできません。この著者は、あまりはっきりとした結論を出しません。
力尽きた……
各章に何が書かれているかも記そうかと思いましたが、本の内容をあまり消化できておらず、全然できそうにないのでやめました。
この1か月ほど、この本とずっと格闘しており、通読はしましたが、何か大きな敗北感があります。
決して、この本が悪い本だというわけではないのですが、相性が悪かったようです。
全然関係ないですが、近況を書きます
最近は日中とても暑いので、家にいることが多いです。
そして、夜、少し涼しくなってから出かけます。
先日、そんな風にして、夏の夜風を浴びながら、歩いて蕎麦屋に行き、野菜天蕎麦を腹に入れました。
そして、その後で日本酒バーに行きました。最近できた店のようでした。
置いてある日本酒は、精米歩合高めの米の個性を楽しむ感じのバーでした。
二日酔いにならないように、酒と同じ量の水を飲みました。
おかげで翌日、あまり二日酔いにならなかったので良かったです。
隣にいた人たちと仲良くなったのも良かったです。
次の日もこの店にこのメンバーで集まろう!ってノリでした。
2日連続で同じ日本酒バーに行くとか、普段ならさすがにそこまではしないって思うのですが、この時は行ってもいいかもな、ってちょっと思いました。
結局は行かなかったですけど。
隣の人たちは2日目も行ったのかな。
気になります。
また会えたら会いましょう。
(おしまい)